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【小説】村上春樹を聴いてみた6 ノルウェイの森 下 3
後半も後半、
案の定、直子は死んでしまったし、
緑のこじらせぶりも病的だ。
痛手を負った主人公が着の身着のままで日本を放浪するという解決策も使い古された浮世離れ手法でなんだかなという感じ。
ヒッピー文化や’なんでもみてやろう’の時代を考えればそれほど奇異ではないのかもしれんが。
普通の小説なら、これから独白調でこれらの経験を経ていかにに自分が成長したかを顕示するのだが
世界の村上春樹はどう
【小説】村上春樹を聴いてみた3 ノルウェイの森
直子という名前と療養所?
突然消えた元カノ(ではなく友人の元カノ)とのやり取りが始まる
ミステリー臭い。
リアルで肉体関係を持った後の女性が連絡もなく姿を消したら普通探さないだろうな。
まして実家に手紙など書いたらストーカー扱いを受けるかもしれない。
しかし村上春樹の主人公は連絡を取る。
その時代ならではの長い手紙のやり取り
手紙が重要な役割を果たすとはジェイン・オースティンを思い起こ
【小説】村上春樹を聴いてみた2 ノルウェイの森
「何色が好きですか?私は緑が好き。」
突然、好きな色を聞かれて面食らってしまった。
婚活で出会った、りかさんは、知り合ってから最初のデートでこんな質問をしてきた。
率直に言って小学生の時以来、好きな色など考えたことは無かった。
が、スマホには
青系のサンゴ礁やら氷山やらガラス、氷の写真の壁紙が多かったので、
「青系」
と、 答えようとしたが
りかさんが緑が好きといっている以上、すり合わせた
【小説】村上春樹を聴いてみた1 ノルウェイの森
村上春樹を聴いてみた 1 ノルウェイの森
高校生のころ、村上春樹なる人間の小説が通過儀礼のようにクラスで回し読みされていた。
ちょうど小学生のころ少年ジャンプを回す読みするような感覚だった。
ノルウェイの森という、流行りの小説らしかった。
テレビでも取り上げていたし名前は知っていた。がよくわからない作家だった。
彼の作品は中学生のころ図書館にあったのを見たことがあるか読んだことがあったかもし