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【小説】村上春樹を聴いてみた1 ノルウェイの森

村上春樹を聴いてみた 1 ノルウェイの森

高校生のころ、村上春樹なる人間の小説が通過儀礼のようにクラスで回し読みされていた。
ちょうど小学生のころ少年ジャンプを回す読みするような感覚だった。
ノルウェイの森という、流行りの小説らしかった。

テレビでも取り上げていたし名前は知っていた。がよくわからない作家だった。

彼の作品は中学生のころ図書館にあったのを見たことがあるか読んだことがあったかもしれない。
しかし当時の自分の事だから 村上龍と混同していたのかもしれない。

ふだん級友と接点がない自分であったが、何の順番が知らないがノルウェイの森の本が回ってきた。

成績優秀な人間も、パッとしない人間もなにか思うところがあったらしく熱心に読まれていた。

そこまで凄い本なのか知らないが、厚みのある本を借りて家で読んでみた。

正直気持ちが悪い本だった。
だいたい自分のセックスに手いっぱいな男子高校生がなぜこんな他人のセックス妄想を読まなければいけないのが
全く意味が分からなかった。

それとノスタルジーなのか何なのか知らないが
昔々の学生運動がどうこう、
という使い古された臭い舞台と
それを引いた目線で見る主人公というお約束な話

学生運動を引いた目線で描くこと。
で、距離を置き同時代性から抜け出すことにより自己を正当化する言説。
 は腐るほど見たし、
このクズ作家も例外ではないな、と肩を落とした。

(それから10年以上たってその作家が大作家でその代表作の一つと知るのであるが、)

今のところただ分厚いだけのゴミってる作家のこすりまくった話が、これから面白くなるのだろうか?


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kuyu
May the Force be with you.