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6月2日 世界一のイタリアワインが、日本では3位なのは、なぜ?

はたらくおとな向け。普段の仕事と無関係なケーススタティで頭の体操。
普段の仕事を超えて、視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。
考えるための質問例はこちら。

→イタリアワイン。世界では生産量1位だが、日本の輸入量ではチリが1位。価格があるのかもしれないが、他にどのような要因が考えられるだろうか?


イタリア大使館とイタリア貿易振興会が2007年(平成19年)に制定した「イタリアワインの日」です。
日付は第二次世界大戦終結後に行なわれた共和制移行を問う国民投票の結果を受けて、1946年(昭和21年)に国王ウンベルト2世が退位し、イタリア共和国が建国された記念すべき日であることから。この日は、イタリアでは「共和国建国記念日」として祝日です。


イタリアワイン。
まず、お酒全体の中のワインの位置付けをみてみましょう。
ちょっと古いのですが、日本ワイナリー協会がグラフ化した国税庁課税統計によると、平成29年の果実酒のシェアは4.4%となっています。

脱線しますが、ビールってすごいシェア低下しているんですね。

さて、先程のグラフでは徐々に増えているように見えましたが、他のお酒が多すぎてよく分かりませんでしたのでメルシャン「ワイン参考資料」からワイン消費量推移をみてみます。

ワインブームなるものが7次まであるんですね…
この間、酒類全体では消費量が低下傾向であることと比べるとワインの位置付けが上がってきていることがわかります。

また脱線しますが、国産のワインの産地、1位は山梨、とわかると思いますが、2位、3位、4位、5位となると想像つきますでしょうか?以下の通りです(出典:同)。


一方で、輸入ワインのシェアはまだ高いのですが、どこから輸入されるのでしょうか?メルシャン「ワイン参考資料」によると、2020年は僅差でチリが1位で2位がフランス、そして今日の主役、イタリアは3位、となっています。


ちなみに、スパークリングワインは、以下のようにフランスが圧倒的です。2019年に大きく増えているのは、2月に日欧EAP発効による関税即時撤廃の影響でEU各国産の輸入量が大幅に増加したことによるものです。


日本の輸入量では第3位となったイタリアワインですが、生産量では世界1位です(出典:O.I.V. 国際ブドウ・ワイン機構)。


一方、一人あたりワイン消費量が多い国は、以下の通りです(出典:メルシャン「ワイン参考資料」)。



最後までお読みいただきありがとうございました。

頭の体操ネタになるものがあれば嬉しいです。

一昨年7月からこのような投稿をしています。以下のマガジンにまとめていますので、よろしければ覗いてみてください。



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