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10月26日 原子力関連の支出は現在でも2兆円を超える規模!?

「ビジネス頭の体操」。ご自身の仕事を離れた「頭の体操」ネタにご活用ください。
(最後に「問い」の例を載せています)


昭和38年(1963年)のこの日、茨城県東海村の日本原子力研究所の動力試験炉が日本で初めての原子力発電に成功しました。それを記念して、1964年の閣議決定により「原子力の日」として制定されました。

東日本大震災時の原発事故に伴い、日本の多くの原子力発電所は停止した状態です。再稼働を目指し投資を続けている状態であることは認識していましたが、今回調べてみて驚いたのですが、電気事業者による原子力関連支出高は震災後は落ち込んだもの、2018年実績ではほぼ震災前にあたる2兆円を回復しています。

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出典:「原子力発電に係る産業動向調査2019報告書」一般社団法人日本原子力産業協会

また、世界に目を転じると、2019年3月時点で運転中のものは445基、3億9,566万kWに達しており、建設中、計画中のものも含めると総計628基、5億8,281万kWとなっています(出典:「平成30年度版原子力白書」内閣府原子力委員会)。

こちらも調べてみて認識を新たにしたのですが、電力に占める原子力発電比率が高い国トップ5は、1位フランス(71.6%)、2位ウクライナ(55.1%)、3位ハンガリー(50.0%)、4位ベルギー(49.9%)、5位スウェーデン(39.6%)という順で比較的ヨーロッパ諸国が多いことが分かります(出典:同上、2019年3月時点)。

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一方、EUでは高いCO2削減目標を掲げ、原子力の代替電源の確保が難しく、一度決めた原子力発電の廃止を見直す動きも起こっています。CO2削減との間で難しい判断を迫られていると言えるでしょう。

→CO2の削減の観点では原子力も重要な電源だが、課題も多い。今後の原子力産業はどうなっていくだろうか?そしてそれは国別でどのような違い、特徴があると考えられるだろうか?


と、ここまでが昨年の投稿なのですが、データをアップデートしようと出典元を確認したところ、概要版は公開されているものの、以前のようにフルでは公開されておらず、有料で冊子となっている白書や報告書を購入する形に変更になっていました。コスト的にやむなしなのかもしれませんが、内容的には積極的に情報開示はしたほうが良いように思ってしまいました…


最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。



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