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12月7日 航空業界の現状は?

視野を広げたい、が、どうしても自分が携わっている仕事中心になってしまう…
そんな問題意識をお持ちの方に、その日にちなんだ過去の事象をビジネス視点で掘り下げています。普段の仕事や興味の範囲を超えて、視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。

 →部分は、頭の体操する上での自分に対する質問例、です。



1992(平成4)年の国際民間航空機関(ICAO)の総会で制定された「国際民間航空デー」です。
1944(昭和19)年のこの日、ICAOの設立を定めた「国際民間航空条約」の署名が行われたことに由来しています。

さて、感染症の影響で航空各社の苦境が報道されています。
国土交通省の「航空輸送統計速報(令和3年9月分)で具体的な数字を見てみましょう(オレンジ:2019年、赤:2020年、青:2021年)。

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ご覧のように、国内定期旅客輸送量(上グラフ)は、対前年同月比5.6%減(2019年同月比66.3%減)、国際旅客輸送量(下グラフ)は同108.8%増(2019年同月比93.4%減)とコロナ前の2019年と比べると激減のまま、です。

(路線別のデータもありますのでご興味があれば「航空輸送統計調査」の速報をご参照ください)

ちなみに、2019年同月比での推移もありましたのでご紹介します。落ち込み具合がよく分かります…

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現在は特に国際線は壊滅状態とも言えますが、もともとは三菱重工が機体の生産に新規参入しようと目論むぐらいマーケットは順調に拡大していました。
1999年から2019年の20年間の世界の航空旅客輸送の推移がこちらです。

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日本の航空会社に限るデータですが、国際線も順調に拡大していました。

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一因には、日本への観光が人気となり、来日する観光客が増えたこともあります。

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改めて見ると、インバウンドと騒がれたのが良く分かるデータですね。

今後については、例えば、2016年時点では、世界の航空旅客需要は30年後の2036年には2.4倍(年率4.6%の伸び)、貨物で2.2倍(同4.1%)の伸びが予測されていました(出典:一般社団法人 日本航空機開発協会)。

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現状を踏まえた予測についてですが、昨年のIATA資料によると、2019年レベルまでの回復は2023年とされています。

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特に、長期路線での回復には時間を要すること、回復へのカギは航空機利用に対する顧客の信頼回復としています。ただ、ちょっと見通せないですよね…

→今後航空機を利用することへの不安を解消し、以前の拡大のトレンドを取り戻すことになるのか?ビジネス利用と観光利用があるが、それぞれどのような回復を見せるか?


最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。




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