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#158 できる人ほど「超」せっかち

昨日、ハイパフォーマーは「なぜうまくいかないのか?」という自分にとって厳しい質問から逃げず、むしろその質問が思考を刺激することを使いこなしている、という投稿をしました。
昔仕事でハイパフォーマーの方にインタビューする機会が割と多くあったのですが、もう一つ思い出したのでメモ。


1、ハイパフォーマーは「ヒマ」!?

インタビューというのは、ある大手金融機関で評価が高い方に実際のセールス風景とその方のお話をビデオにとって、研修資材として提供するというものでした。

撮影にプロを使ったりするので関係者が多く、意外と調整が難しいのですが、ほとんどのハイパフォーマーの方はこちら側の予定に合わせて頂けました。

ある時、そのことを質問したら、「ヒマですから〜」と朗らかに返されてちょっとびっくりしました。

当然、面談数は通常の担当者より多くて忙しいはずです。

よく調べると、原因らしきものが分かりました。
平均レベルの担当者と比べて、以下のような点が違うのです。

☑️ 予定が急に変更になることがほぼない
☑️ 面談記録(ほとんどの金融機関では詳細な面談記録を残すことが義務化されています)の作業が早い
☑️ 事務処理が正確で早い

ですから、先々まで予定が読めるのです。

結果、「ヒマですから〜」につながっています。

加えて、毎月早めに目標の達成が読めることも、右往左往しない理由の一つです。月の最終週にはすでに翌月のための仕事をしています。

つまり、「仕事に追われる」のではなく「仕事を追いかけている」ので、自分のペースで時間が使えることを「ヒマ」と言っているのです。


2、ハイパフォーマーは「超」せっかち!?

インタビューは研修資料として使いますから、あまりぶっちゃけないですが、こちらも「質問力マニア」ですから、いろいろと聞いてみたくなります。

カメラが回っていないところで、色々と面白いことを教えていただのですが、中でも、複数の人が、「私はせっかちだ」というのです。

先ほども触れましたが、「ヒマですから〜」というくらいで、いつもゆったりと構えている人が多いのです。せかせかした人はおらず「せっかち」というイメージは全くありません。

よくよく伺うと、「せっかち」のレベルが違うのです。

とにかく、気付くのが早い。せっかちだから、すぐ対応しちゃう。周りが気付くより前に全てが終わっていますので、いつもゆったりしているように見える。

つまり、「超」せっかち、なのです。


3、まとめ

ハイパフォーマーの方と様々なお話をさせていただき、中には一緒に営業先に出向いたことも大変貴重な経験でした。

今回ご紹介した、「ヒマ」や「せっかち」、前回ご紹介した「原因は我にあり」の他にも、「なんでも周りに感謝」、「好奇心が強い」、「記録魔」、「相談力の高さ」などの共通点がありました。

月日が経って、今では管理職になられている方が多いのですが、変わらずご活躍されている方がほとんどです。汎用性の高い部分だったのかな、と思います。


問題は、どうやったらこういった力がつくのか、ということですが、特に大事なのは、「原因は我にあり」という発想と「前倒し力」の2つだと思います。

☑️ 「原因は我にあり」は、自分でできることを見つけて主体的に動くこと
☑️ 「前倒し力」は、余裕を持って仕事を進めること

にそれぞれ繋がります。

そして、

☑️ 前者は昨日、「無知の知」を使いこなす
☑️ 後者は今日、「超」せっかち

として、ご紹介した内容になります。


なにか参考になるところがあれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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