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会話体俳句『明るいね』 近詠20句

『明るいね』
会話体俳句

印象派ひかり描きますふゆのあさ


空という屋根のしたです日向ぼこ


すずめらもいのち楽しむ雪浴びだ


羽ばたくさ波に揉まれる冬かもめ


わらいます悔いそれぞれに忘年会


まぼろしが舞いのぼります龍の玉


川に立つ鷺もでしょうか年惜しむ


らいねんはどこで暮れるか燗の酒


不幸もう求めませんよ日なたぼこ


AIのうそ読みながす夜ですゆき

門松立つ余所の御家のことでした


かえりますみちのまんなか年の市


注連飾る家に向きあいながらです


目にちからとりもどしたか生姜酒


鳩ばかりです鳩小屋のとしのくれ


あかるいねすこし傾くオリオンが


ふくらむかまるく地元の餅を焼く


九十歳目かがやかですとしを越す


目に見えるなにもかも元日でした


一家族よこならびですはつもうで



文語体俳句、口語体俳句、会話体俳句
の3つ方向性を
順次探究しています


◯文語体俳句
古典語・歴史的仮名遣い・古典的切れ字を基本にした俳句

◯口語体俳句
現代語・現代仮名遣い・現代的切れ字を基本にした俳句

◯会話体俳句
現代の話し言葉のリズムやフレーズ、対話、独話、セリフ等を活かした句

などに、個人的に大まかに分けて取り組んでいます


いつも
ご覧いただき
ありがとうございます


*これらの作品はジャンルをこえた季節の詩としても楽しんでみてください

*俳句については、個人・団体によって様々な考え方や見解があります


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