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文語俳句『鶴』 近詠12句


文語俳句
『鶴』
近詠12句

池のをゆらさずつるのあゆみけり


丹頂鶴たんちょうづる舞ひあがるかに立ちにけり


ゆたかとはたとへば小春日和こはるびよりかな


さす傘にななめななめや初しぐれ


結ぶほど見えてうれしやふゆの星


あかつきの大仏ててゐたりけり


御魂おんたまのなほけめぐる枯れ野かな


くおとやけむるばかりの落葉焚おちばたき


浮寝鳥うきねどりかるくしづんでゐたりけり


しやんしやんと鈴振るごとく初雪や


こころにもおもたき雪や松のえだ


舞ふ雪や自然詩しぜんしを立ちあふぎけり


◇文語俳句集◇


文語体俳句、口語体俳句、会話体俳句
の3つ方向性を
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