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上下の垣根を超えた交流を生み出す!ベクトルグループ アンティルのコミュニケーション施策とは
こんにちは!くるめしです。
くるめしでは「働く人の食の探し方、楽しみ方の体験を変える」をミッションに掲げ、法人向けフードデリバリーサービス「くるめし弁当」「シェフコレ」「ヒトハコ」を運営しています。
今回は、ランチプロジェクトやサンドイッチセッションなど独自の社内施策で社員のモチベーションアップやコミュニケーション活性を図る株式会社アンティル(以下、アンティル)様にお話をお聞きしました。
コロナ禍でのリモートワークや、世代間のコミュニケーションの課題に立ち向かうべく、アンティル様が取り組んでいる施策とは――。
株式会社アンティル
「理想共創パートナー」をスローガンに掲げ、PR戦略の立案・実行から、PR発想でのクリエイティブ開発、デジタル施策を通じてクライアントの売上向上までの導線づくりを提案している。PRだけでは解決できない課題に対しても、マーケティングの視点やこれまで積み上げてきた実績をもって支援。PRの枠を超えて、クライアントの事業成長に寄与できることは領域を限定せずに積極的に取り組んでいる。
【話し手】
経営企画室 石神 爽良様
新卒で広告代理店に入社。営業を2年経験し、ベクトルグループの株式会社アンティルへジョイン。アンティルでは、メディア協業事業や社内広報、中途採用などをメインに担当している。
社内コミュニケーション活性化に向けて引き継ぐ新たな施策
――社内コミュニケーションを活性化するために「食」に関連した社内施策を実施していると伺いました。具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?
石神様:
2022年より1年間、週2回ほどの頻度で、昼食(お弁当)を20食限定で会社から提供する「ランチプロジェクト」を実施していました。
お弁当は事前に予約する先着順のため、途中からは参加メンバーが固定化しないように、血液型やMBTI、学生時代に入っていた部活など、メンバーのプロフィールを軸に参加者を募集するなどの工夫も。
ほかにも、次回もまた食べたいと思ってもらえるよう、節分には恵方巻き、年末年始はいつもより少し豪華な食事にするなど、季節や行事に合わせた食事選びを心がけていました。
当社ならではのお弁当選定の工夫でいうと、毎年夏に行われる各個人のプロフィール撮影の直前期にはサラダやサンドイッチなどの野菜中心のメニューを注文していたことでしょうか。撮影時期が近づくとみんなダイエットを始めるので(笑)。
ランチプロジェクトは2023年で一旦終了したのですが、当初からプロジェクトに積極的に参加してくれていた新卒2年目のメンバーが中心となり、社内コミュニケーション円滑化のための施策を現在進めてくれています。
―― ランチプロジェクトを引き継いだ、新たな施策が始動しているのですね。
石神様:
そうなんです。「若手社員が経営層や上司と気兼ねなくコミュニケーションを取れる場を作る」ことを目的に、PJのチームメンバーが毎回アレンジして、テーマを決めて5名程度で小規模なランチ会をやっています。
他部署の人ともざっくばらんに話せる場を持つことで、日常業務の中で起こりがちな先輩社員や役職者への遠慮やためらいを減らし、より円滑に仕事ができるような状態にしていきたいです。
モチベーション維持につながるランチプロジェクト
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―― そもそもランチプロジェクトはどのような経緯で始まったのでしょうか?
石神様:
「社員食堂の代わりになるものを」という代表の意向と、「安くておいしい昼食が食べられたら嬉しい」という社内のニーズから始まりました。
弊社では各々が好きなタイミングで自由にお昼休憩を取るため、以前は昼食を取らない人もいて……。このままでは社員の健康面でも良くないなと。
また、新型コロナウイルスの流行をきっかけにリモートワークをする人が増えてきたなかで、出社するモチベーションが保ちづらいという課題もありました。「おいしい昼食があるから会社に行こう」とモチベーションを上げるひとつのきっかけにもなればいいなと、プロジェクトをスタートさせました。
ーー 実際に1年間ランチプロジェクトを実施してみて社内に変化はありましたか?
石神様:
特に若手層にはランチプロジェクトを楽しみに出社してくれる社員もいて、モチベーション維持に寄与できたのかなと。
他にもさまざまな施策を行っていたため、本プロジェクトのみによる効果は計りかねるのですが、社内コミュニケーションにおいては一定の成果を感じています。
弊社がフリーアドレスを導入していることも相まって、プロジェクトの始動をきっかけに「お弁当が届いたから取りに行こう」といったコミュニケーションや、プロフィールの共通点から派生した会話など、部署やチームの垣根を超えた横断的なやりとりが生まれました。
また、事前にお弁当の申し込みをするオペレーションにしていたので、申し込みをする際に一日の目標を記入、一日が終わった時点で目標への到達度を記入してもらうようにしていました。そうすると「今日の目標の進捗はどう?」「○○へのアプローチ頑張ってね」など、偶発的な会話も生まれるように。
仕事をしているとつい「できて当たり前」の考え方になりがちです。しかし、そのがんばりを見える化することで、「○○さん、こんなに頑張っていたんだ」「自分はこれだけやったんだ」と自他ともに褒められる文化の浸透にも少なからず貢献できたのではないかと思っています。
社内交流の一環として始まったサンドイッチセッション
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――そのほかに食事が絡んだ施策として「サンドイッチセッション」があると聞きました。どのような取り組みか教えてください。
石神様:
サンドイッチセッションは事例共有など社内の情報伝達を目的としたイベントで、昼食を取りながら開催しています。
日々クライアントワークに注力しているとなかなか社内の情報が入ってこないこともありますが、他プロジェクトでの成功体験を知ることで自身の業務にも大きくプラスになります。
全社員が参加する総会やオンラインミーティングなどとは別に、サンドイッチセッションを開催することで、自身の業務の糧になる情報を得られたり、働き方に向き合うきっかけになったり……そんな社内交流に繋がっていると感じています。
最近では育休復帰後の女性社員を囲んでのキャリア相談会も実施しました。普段はなかなか話さない社員とのコミュニケーションの場にもなっています。
社員エンゲージメントを高める施策と風土
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―― ランチプロジェクトやサンドイッチセッションのほかにも、社内エンゲージメントを高めるために取り組まれていることはありますか?
石神様:
弊社では3ヶ月に1回、半日かけて全社員参加の総会を行っています。総会では会社全体の経営状況を詳しく開示してもらえるため、弊社の社員は他部署が担当している案件、社内で進行しているプロジェクト、新入社員の顔ぶれなど、年次関係なく会社のことをすべて知っている状態です。
各部署の進捗状況や数値、会社の退職率まで、社員に内部事情を隠すことなくしっかりと報告してくれるので、非常に安心感がありますね。「隠しごとがない会社にしたい」という経営陣の強い想いが伝わってきます。
総会の後半には、立食パーティーのような形式で食事とお酒の提供があり、クイズ大会などのレクリエーションもあります。
――社内の素敵なカルチャーが伝わってきます……!
石神様:
弊社の社員の平均年齢は28歳で、比較的近い年齢層で構成されています。そのため社員同士の距離が近く、風通しはとても良いです。業務に関する相談もしやすいですね。
アンティルには、ミッション・バリューのほかに「ウェイ(行動指針)」が定められていて。そのなかの1つに「挑戦」があるため、社員から提案や新規事業立ち上げの相談があれば、熱心に耳を傾けてサポートしてくれる体制があります。組織の歯車になるのではなく、社員全員が経営戦略を理解し、裁量権を持って働けます。
同じ志を持った社員が多いので、社内での挑戦しやすい環境づくりや、挑戦を後押しする文化はしっかり根付いています。
クライアントだけでなく社員の理想も叶えたい
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―― 最後に、石神様が所属する経営企画本部の展望を聞かせてください。
石神様:
私たちアンティルは「理想共創パートナー」をスローガンとして掲げています。クライアントの理想を叶える上でメンバーが生き生きと働ける状態は必要不可欠。そんな組織を目指して、経営や組織課題にも取り組んでいきたいと思っています。
「理想共創パートナー」をスローガンに掲げる会社として、社員の理想のキャリアや人生、働き方を実現できる組織づくりを目指していきます。
株式会社アンティル
アンティル様ではランチプロジェクトの継続施策として、若手社員が中心となってコミュニケーション、モチベーションアップを目的とした「食」の施策を行われていました。また、社員それぞれの仕事や働き方にプラスの時間になるような社内の情報共有を目的としたサンドイッチセッションも。
食事を活用した社員エンゲージメントの向上につながる施策を、積極的に立案・活用されているアンティル様の事例紹介が、みなさまの新たな施策検討のきっかけになれば嬉しく思います。
働く人が「食」の力で業務が円滑になり、人と話すきっかけができ元気になる、そんな素敵な環境がさらに増えることを楽しみにしています。
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