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元美術部員が観た「ブルーピリオド」落書き映画鑑賞
アマゾンプライムに新しく追加されていたので早速視聴しました。
しかも今なら無料。
落書き映画鑑賞の絵日記(全体)
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ペン先が丸いものを使いたかったので万年筆は「LAMY」
ストーリー
割と見た目リア充な金髪高校生(主人公)が、自分が本当にしたい事(絵を描く事)に出会った時に、進学先を美大にしてもいいのかと葛藤したりそれでも止められない絵に対して情熱を傾ける姿が描かれています。
公式サイトの説明はこちら↓
ソツなく器用に生きてきた高校生・矢口八虎は、美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた。
悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみた。その時に絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたと感じ、美術に興味を持ちはじめ、のめりこんでいく。そして、ついに国内最難関の美術大学への受験を決意するのだが…。
立ちはだかる才能あふれるライバル達。正解のない「アート」という大きな壁。
経験も才能も持ってない自分はどう戦う!? 八虎は【自分だけの色】で描くことができるのか。
元美術部員は特に観て!エモいよ!
美術室の映像に心が震えました。え、懐かしい…(じ~ん)。
元美術部員で良かったなと心から思えた。夏休みも冬休みもここで絵を描いていたんだなと懐かしい気持ちになれました。その思い出が引き出せるのは自分が美術部員だった経験があったから感じられる特別な感情な訳で部活を頑張っていた時期が自分の人生にもあって本当に良かったと思えました。凄く大げさな言い方になりますが年齢的にも大人になったから強く感じるのかもしれません。※勿論、部員じゃなくても楽しめる映画です
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あのでっかい机とクッション性0のちっこい木製椅子に座って黙って永遠に絵を描きたい
今なら分かる保護者の気持ち
私自身に高校2年生の娘がいますので、かなり主人公のお母さんの気持ちが分かり過ぎました。出来れば国公立に進学してもらえたら家計的に助かるので。しかも主人公は勉強も出来るので結構偏差値高めの大学に難なく受かる可能性が高い。
ただ、好きな事を見付けたら応援したい気持ちも必ずあるんです。親が誘導したり決めた進路でわだかまりが残ってしまうのは子の将来の為にもよくないから。
隙あらば自分語り(元美術部員の進学先は)
元美術部員ですが私の場合は美大に進学していません。進学を考えた時期に母から「地元のA短大かB短大に進学して欲しい。」と希望を受けました。当時は私より成績の良い同級生も女子は短大に進学するのが当たり前であり(田舎だったからかも)、4年制大学(特に私立)に進学するのは親が教師だったり、親も大卒だったり、裕福だったり、進学する場合は国公立だったりしていました。今は短大の数自体が減って女子も大学進学が普通になってきましたね。
親としては地元の短大を卒業したら地元の会社に就職して近くに住んでもらいたかったのだと思います。
美大自体も地元にはなかったので自分にとっては現実味のない進学先でしたが「奨学金をもらって返済も自分でするから一人暮らしをしながら県外の美大に行きたい!」と、自分の意思を明確に提示していたら最初は反対しても最後には折れてくれたのかもしれません。でも親に訴える程の情熱が当時の自分にはなかったのです。
劇中にも「美大に行って将来食べていけるの?」等の主人公の台詞があるのですが、その考えは漠然と当時の自分にもあって「自分以外の社会が決めた意見にあなたは左右されるの?」みたいな美術部の先生からの返答にハッとさせられました。
絵本作家やイラストレーターだけでお金を稼ぐ事が可能な人はほんの一握りかもしれませんが美術の教員免許を取得したり絵の教室を経営したり講師として働いたり等探せば絵の仕事がない訳ではないから(収入額は別として)。
実際、就職活動の時期になって「なんか違う」と、これは私の人生なのに違う人生を選ぼうとしている違和感に初めて気付きました。
結局、地元の短大を卒業してから大阪に出てバイトしながら夜間部のあるデザイン系専門学校で学びグラフィックデザイナーとして就職した私。
そして現在はやっぱり絵を描きたくて少し遅くなりましたがイラストレーターの活動をしています。私のこれからの将来、楽しい気持ちも苦しい気持ちも描く事によって自分の人生を明るくしていきたいなと思っています。
公式サイト
原作漫画の試し読み
インスタに生息気味です。
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