心を凪にして直感を受け取る
直感に従え
直感に従えば人生を好転させることができる。
というアドバイスはよく目にします。
直感を受け取り、それを行動に移しさえすれば、より豊かで充実した人生を送ることができます。
しかし、そもそも直感を受け取ることがない。
と思うかもしれません。
そういった場合、
直感力が優れておらず、
直感を受け取り人生を豊かにすることはできないのでしょうか?
そうではありません。
直感は降りてきても、
気づけていないのです。
なぜ、直感に気付き受け取れる人と、
そうでない人がいるのでしょうか?
それは、直感を受け取るには、
そのための下準備が必要になるからです。
今回は、
直感を受け取る状態に自分を調整することについて考察していきます。
直感は誰にでも受け取れる
直感を受け取ることがない。
と思われるかもしれませんが、
直感を受け取ることは、
全ての人に備わった能力です。
子供の頃は、何でも直感のままに動いていました。
次第に自我が強くなり、
直感に対して押さえつける思考を繰り返していると、直感に気づけなくなってしまうのです。
直感が消えたわけではありません。
直感より大きな思考がそれを遮り、
気付きづらくなってしまっているだけです。
海で例えると、
直感という水滴が水面に落ちても、
波が激しいと石が落ちたことに気づきません。
波というのは自我の思考です。
波が荒くても水滴はどんどん落ちています。
しかし、波が荒いせいで、
水滴 一つに気づけなくなってしまっているのです。
ですから、直感を受け取るためには、
まず波を穏やかにして凪の状態を作ることが必要です。
心の凪の作り方
凪の状態であれば、一滴の水滴が落ちただけでもその水滴に気づくことができます。
では凪の状態というのはどういうことなのでしょうか?
それはリラックスしている状態です。
発明家がベッド、シャワー、トイレ、散歩中などにアイディアを思いつくのは、
心が凪の状態で、直感を素直に受け取る状態ができているからです。
彼らはこの重要性に気づいており、
意図的に毎日1人でリラックスできる時間を取っている場合が多いです。
騒々しい現代社会では、
意識しないと心を凪にすることは難しいです。
毎日、少しの時間でも自分の心を凪にする訓練をすることが、直感を受け取り人生を豊かにするために重要です。
心を凪にする訓練としては瞑想が有効です。
自分の心を海に例えて、
波が立ったら、その波に気付くという方法です。
具体的な方法としては、
呼吸だけに意識を向けている状態を凪として、
何か思考が浮かんだら波がたったと捉えます。
波がたったら、波がとったということを認識します。
波を消そうとするのではなく、
波がたったと認識するだけで良いのです。
そしてまた呼吸に意識を向け凪に戻ります。
時間を決めて、それを繰り返します。
初め、波は必ずたちます。
それを悲観せずにたったら戻す。
淡々と繰り返すだけです。
これをやってみると、
いかに心を凪にすることが難しいかということがわかります。
しかし、筋トレと一緒で波に気づいて戻す。
ということを繰り返すたびに、
心を凪にするのがうまくなっていきます。
そして、凪の状態を長く続けられるようになります。
1日の中でそういった時間を長く取れば取るほど、
直感に気づくことができますから、
人生は充実していくわけです。
直感は誰にでも受け取れるものです。
それに気づくことができる状態を積極的に作っていきましょう。