最高に気持ちがいい朝散歩のススメ
最近、朝散歩にハマっています。
きっかけは妻の一言。
「明日から朝散歩始めようかな〜」
というのも、妻の産後の経過も良好で、次女も順調に成長した姿を見せているので、少しずつ行動範囲を広げられるようになってきたから。
「今日からやろう」
と決めた日は、長女の冬休み明け初の登園日。
長女は家族で過ごすことが大好きなので、長期休みのあとはしばらく登園しぶりが始まります。
その日も
「ほいくえんやだ」
とブツブツ。
そこで
「今日はみんなで保育園に行くよ。かっこよく保育園に行くところを次女ちゃんに見せてあげて」
と言ってみると
「やったー♪」
と大喜び。
その日以来、平日は毎朝みんなで長女を保育園に送り、そのあと僕と妻と次女でベビーカーを押しながら15分くらい朝散歩という流れが日課となりました。
長女の登園しぶりもなく、順調に保育園に行けています。
朝散歩の良さ
冬の乾燥した冷たい空気の中、近所の田んぼ道をゆったりと歩きます。
最初は寒すぎて無理なんじゃないかと思ったんですが、
これがなかなかに気持ちいい。
周りは犬の散歩をする人、ウォーキングをするおば様方、田んぼや畑のお手入れをする人がちらほら。
通勤通学ラッシュのあと、こうして出歩く人たちは何かに追われる様子もなく、みんな自分の時間を満喫しています。
冷たい空気を温かく包み込むようなこのゆったりとした空間が心地いい。
その中をたわいもない会話をしながらのんびりと歩く僕たちは、まるで引退後の老夫婦にでもなった気分。
これも育休の特権だな。
子どもが大きくなって仕事が一息ついた頃、またこうして夫婦で歩きたいな。
そんな気持ちにさせられます。
帰宅後はコーヒーを淹れて冷えた体を温めます。
このコーヒーがいつもの何倍もおいしい。
コーヒーを片手に、さぁ何をやろうかな?
朝散歩をして、朝活の疲れも長女を送り出すまでのバタバタも忘れて、リフレッシュすることができています。
セロトニン効果でリフレッシュ
さて、そもそも妻はなぜ朝散歩をしようと言い出したのでしょうか?
それは脳内物質の「セロトニン」について学んだからだそう。
精神科医の樺沢紫苑さんは著書「神・時間術」の中でセロトニンの効果について述べています。
セロトニンは、「癒し」「リラックス」「平常心」に関する脳内物質で、睡眠と覚醒をコントロールし、身体の1日のリズムを司ります。
セロトニンが分泌されると
「さぁ今日もがんばろう!」
という気持ちになり、頭がスッキリした気分になるそうです。
このセロトニンの分泌を活性化させる方法が「日光を浴びる」「リズム運動」「咀嚼すること」。
だから朝散歩は、「日光を浴びて」「リズムよく歩く」ことで脳内のセロトニンを分泌させて1日のリズムとやる気スイッチを入れるのに最適な活動なんです。
初めは、次女が1日の活動のリズムをつくれるように朝日を浴びさせることが目的でした。
でも、いつしかセロトニンの恩恵を最大限に受けていたのは僕でした(笑)
今では朝散歩ですっかりやる気スイッチが押されています。
ちなみに朝散歩をする時間がない人は、午後でもよいそうです。
午前中にデスクワークをすることが多い人はセロトニンが低下していきます。セロトニンが低下するとイライラしたり、怒りっぽくなるそうです。
セロトニンは「日光」「リズム運動」「咀嚼」で回復するので、散歩をしたり、日光を浴びながらランチをしたりすることで、セロトニンの分泌が高まり、気持ちよく午後の活動に備えることができます。
朝散歩でご機嫌の次女
次女にも変化が見られています。
ほとんどの場合、朝散歩の前にお腹を満たして家を出ると、ベビーカーの上で日光を浴びながら気持ちよさそうに眠りにつきます。
そのまま1~2時間朝寝をし、昼前に起きたら、すごくご機嫌。
日光をたっぷり浴びて、しっかりと睡眠をとっているので、気分よく遊び始めます。活動的に動き回るので、お昼寝もパタッと寝てくれるし、夜の寝つきも良くなりました。
朝散歩をする前は、30分~1時間ほどの小刻みに睡眠を繰り返し、不機嫌になることも多かったのですが、朝散歩をしてからはとても調子がよさそう。
日光を浴びることでこんなに変わるんだと驚いています。
まとめ ー習慣化のコツー
正直この寒い時期に朝散歩が習慣になるとは思ってもいませんでした。
僕たちが習慣化できたのは「長女を送る」という習慣に朝散歩を紐づけることができたからです。
通勤や通学の際に、ちょっと遠回りして歩いてみる、スーパーの買い出しは歩いていくなど、何かの行動に紐づけると、散歩も習慣化しやすくなるのではないかと思います。
そして「風の強い日や雪や雨の日、散歩する気分じゃない時は、やらなくてよし」というゆるい習慣にしています(笑)
ゆるくすることで長続きしている部分もありますし、話し相手がいる良さもあると思います。
自分に合うスタイルでセロトニンの分泌を高めていけるといいですね。
何より、僕にとっては
「老後もこういう時間を過ごしたいなぁ」
と思える老夫婦のような体験ができたことが一番の嬉しさです。
老後の楽しみがまた一つ増えました^^