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マウントには天然ボケで殴り返せ
マウントされるの、腹立つよね。
年収自慢、出世自慢、モテ自慢…こういうのは陽キャのみならず陰キャやオタク界隈にも、地味めで大人しそうなグループにもあって、だから人間が集まれば必ずマウントがはじまると言っても過言ではない。
もちろん障害者の集まりにもあります。
マウントをとる奴は、健常者障害者関係なく、とってくる奴なんです。
単純に性格が悪いんだけど、障害持ちの場合は「障害の特性」としてなあなあに受け入れられてしまうからやっかいなんだよね。
「ADHDだからつい余計な事まで喋っちゃって~」じゃねえよ、お前の性格が悪いだけだ。
障害を隠れミノにしてんじゃねえよ。
人間生きてりゃ皆マウントにでくわす
悲しいかな人間生きてりゃ、どこかしらでマウントにでくわすもの。
デイケアなどの自助会、サークル、事業所など障害当事者が集まる場でも、マウント野郎は一定数いる。
個人的に、マウントとってくるのは自称ADHDが多かった気がする。
衝動的な事をいい事に、ズケズケと物申したり人が傷つく発言をしたり。それを指摘されても「ADHDだからごめんなさい~」と反省なし。
自称積極奇異型ASDも、ふてぶてしい奴が多かった。
もちろんADHDや積極ASDが皆こうではないし一番は個人の性格の問題だけど、衝動性や極端な特性との相乗効果で性格が助長されやすいんだろうなと思います。
やはりお喋りな奴は嫌いだ(偏見)
マウントとられた時の対処法
・無視する
・「そういうのやめてくれる?」「面白くないよ」とハッキリ言う
・マウントし返す
マウントへの対処法としてはこの3つがあげられるけど、いざそういう場面になるとどうもためらっちゃうよね。
ガン無視が一番コスパいいけど、マウント野郎はそれで引き下がるほど察しがよくないし、こちらとしても無視はハードル高いです。
「お話したいだけなのに無視されてる~!」なんて言いふらされて悪者扱いされるのもヤダし、プライベートの場ならまだしも職場などだと、なかなか無視の選択肢はとりづらい。
かと言ってハッキリ「そういうのやめて?迷惑だから」なんて言える人はそもそもこんな事で悩んでないし、
マウントし返して相手と同じレベルに成り下がる義理はないしで、
どうしたもんかと頭抱えてるタゲられ者は多いと思う。
ぼくも同じ。
タゲられやすい人って、「話盛り上げなきゃ!」って思っていつも話に乗ってしまいがちなんだと思う。
断れない性格、うんうんと聞いちゃう姿勢が、マウント野郎のゴミ箱になってしまう原因になっている。
あと好奇心で話の輪に入っていただけなのに、単純にお喋りし合うだけだったのがだんだんと聞き役に回されて、気づいたらタゲられちゃってた…みたいな事もある。
ぼくもお喋りで話に乗る癖があって、マウント野郎にタゲられがち。
「この前セブ島行ってさ~」のマウントに、止めとけばいいのについ「どうだった?」と返しちゃって、「もちろんすっごい綺麗なとこだよ~行った事ないんだぁ?」と再度マウントとられて「あー、しまった…」と落ち込む。
反応せずに無視すりゃいいのに、ついつい話を盛り上げようとしちゃって結果傷つく事が多くて、そのたびに自己嫌悪に苛まれる。
「これGUCCIのバッグでさ~」とかマウントとられたら、
「GUCCIっすか!?凄いっすね!それ海外セレブと同じものじゃないっすか!?セレブはアピールしなくても存在感ありましたよね!本物はやっぱり違うっすよね~!!」
とかキレッキレに言ってやりたいんだけど、残念ながらぼくは反射神経が鈍いのでできません。
でも言われっぱなしはムカつく。
なんとか仕返しできないもんかと悩んでいたところ、この自分の特性を利用しておもしれー事できんじゃないかとひらめきました。
それは天然発言。
天然というか電波というか、要するに頓珍漢で意味不明、ズレた発言で周りをポカーンとさせやすい特性を、マウント場面でも発揮してしまえばいいのでは?という訳。
タゲられがちなタイプとして、INFPやHSP、ASDがあげられるけど、
その中でもINFPやASDは、このズレた発言が良くも悪くも「その人らしさ」を形作ってたり、様々な場面で発揮されていると思う。
「天然だよね」と言われる事も素で多いんだから、じゃあもうこれをネタに武器にして乗り切っちゃえば、マウントされても一方的に傷つかず、逆におちょくって面白がれるようになるんじゃないかと思うに至った訳です。
マウント野郎が期待しているのは、相手の傷つく顔を見て優越感を感じることです。
その為には、相手に真正面からマウントをくらわせダメージを受けとってもらわないといけない。
でもそこで相手がひょいとかわしてしまったら、放ったマウントは一瞬で無意味で空虚なものになる。
逆にマウント野郎が傷つく事になるのです。
マウントされたら「あ、そういえば」だ!
天然発言に自信があるなら、それを利用してしまおう。
マウントには一切触れず、相手の出鼻をくじいてやるのだ。
名付けて、『あ、そういえば』作戦。
マウントされたら、すかさず「あ、そういえば~」と挟んで話題を方向転換して、ターンを奪ってしまうのだ。
やり方は単純で、ただマウントから連想ゲームを始めてしまえばいいだけ。
マウントをとられたらマウントの内容そのものではなく、話に出てきた単語に注目する。
その単語だけを拾って、単語に関連する話題にすり替える。
有名人を引き合いに出すとさらに効果的。
「わたし、イケメンでハイスぺな旦那と結婚したの~」と言われたら、
入籍、結婚という単語から、この前結婚発表した人気女優の話題にもっていく。
「あ、そういえば、高畑充希ちゃんと岡田将生も結婚したよね!」と。
「結婚って聞くとついあの二人思い出して!二人とも大好きな役者さんだからほんと嬉しい!
式はいつあげるのかな~って気になるよねどう思う⁉」なんて続けて畳みかけれたら上出来。
別にさっきの一言だけでも十分だよ。
「俺の年収1000万超えでさ~」には、
「あ、そういえば、大谷翔平の年棒って1000億らしいっすよ!ヤバいっすよね!」といった具合で。
んでその後、「野球観てます⁉どこ応援してます⁉」と野球のターンにもっていく。
ムリに会話を続けなくても、「俺はベイスターズしか勝たんですね~うんたらかんたら…」と勝手に一人語りして去っていってもいい。
「話聞かないし通じない…なんだコイツ……」と思わせたら勝ちだ。
「コイツにマウントとろうにも、勝手に芸能人有名人の話にもっていくからつまらない、ムカつく、不愉快だ」と思わせられれば、舌打ちして去っていってくれるはず。
一般人は、有名人には勝てない。
有名人に限らず、自分より上の存在には勝てない。
劣等感に打ちのめされる事になるから。
そこそこ美人の一般人女性は浜辺美波には勝てないし、
自称ハイスペメンズも大谷翔平には勝てない。
港区でブイブイ言ってる経営者も、スティーブ・ジョブズやマック・ザッカーバーグには勝てない。
高学歴エリートもノーベル賞とった学者や世界的権威の研究者には勝てないし、
界隈の大手絵師も神絵師も、バリバリ絵で飯食ってるプロイラストレーターには勝てない。
マウントする奴も、それを分かっている。
有名人や自分の上位互換には勝てない、同じ土俵に立てない事を知っているから、自分と同じ一般人、自分より下だと見なして安心したい相手にマウントをとるんです。
あとひとつ、マウント人間が一番嫌がる言葉がある。
それは、「もっと上行きましょう!」
彼らは上を見たくないのだ。
何故なら行けないから。
行く自信がないから。
だから必死に下を見続けて、「俺はトップなんだ~!」と自分に言い聞かせてる。
ガチで高みを目指している人は常に上だけを見てるから、わざわざ下を意識したり相手にする必要はない。
自分を高める事に必死で、そんな暇はないから。
そう思っておくと、マウントとる人間に出くわしても、「怖いな、いやだな」と過剰に怯えなくて済むようになるし、
「かわいそうな奴」と上手に適当にあしらう事ができるようになる。
ぼくも数え切れないほどマウントされたけど、相手は所詮かわいそうな人間。
そんな相手にビクビクオドオドする必要などなく、むしろ「おもしれー奴」としてマウントすらおちょくって面白がってやるくらいのスタンスでドンと構えてれば、余裕もでるし自信もつきます。
まあつまらん人間のくだらんマウントなんてガン無視が一番コスパいいし快適なんだけど、環境や立場によっては難しい事も多いから、
「無視したいけどどうしても関わらざるをえない」状況の場合は、このような方法で乗り切るのもひとつの手だよって話でした。