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【詩】ぼくは手を伸ばしたよ

ぼくは手を伸ばした
地中から
はいでるためなのか
自分でもよくわからない

ただ地上に
出た手だけが
唯一のぼくの生活
なんだろうね

ぼくは、
まわりを見渡した

誰もいないや

でも、ぼくは手を
伸ばすだけ伸ばそうと
なんとなく思ったんだ

う〜ん、なんでだろう?
思ったり伸びないや

手首が
ちょっと見えるくらい
これしか伸びないよ

まあ、それが
ぼくなんだろうね

季節は
過ぎていく

ああ、季節は
過ぎていくものだね

ぼくはちょこんと
その場にいるのだった

月日が経っていくことに
ぼくはどう思っている
のだろうか?

朝起きたら
「ぼくだよ」とピーアール

夜寝るときは
「おやすみなさい」の一言

もしぼくが夢を見るなら
こういう生活は終わり、
新生活の始まりだ!

それってぼくが
どうなるってことなのかなあ?

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