
【詩】ノッソ、ノッソ
ぼくは呼吸していた
寝ぼけた感じに荒い、
ノッソ、ノッソ
ん?なんというか
今夜のぼくは
ケモノっぽいぞ
家の中を歩く
ノッソ、ノッソ
なんだか
退屈だなあ
冷蔵庫を開ける
パカッと
そして…
ガサゴソ、ガサゴソと
ノッソ、ノッソ
ん〜、今ちょうど
食べたいものが
ないな
そして、
トボトボ、トボトボ
自分の部屋へと
帰っていく
部屋明かりは
ぼくを照らす
煌々とした
明かり
さあ、夢でも
描こうか
ぼくは起きながら
夢について考えた
よくわからないな
ノッソ、ノッソ
もし、ぼくが
ケモノだとしたならば…
う〜ん、やっぱり
ノッソ、ノッソ
あ、ケモノでなくとも
ぼくはなぜだか
ノッソ。ノッソ
いつの間にか
ぼくは人間で
ノッソ、ノッソ
と、遊んでいた
のであった