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【詩】ドロドロな葉っぱ

もしもここに
ドロドロな葉っぱをした
木があったとしよう

この木はもう、
ドロンドロンで

ぼくたちは
うへ〜と
思うだろうね

この木のもとで
ドロドロ遊びをする
子どもたちを
思い浮かべてみよう

ビョーン、ベチョ!
ビョーン、ベチョ!

ドロドロを手に取っては
投げ合う子どもたち

ぼくなら
ベチョベチョに
なりたくないから
この遊びはなし!

でも、どろんこ遊びが
好きな子もいるだろうから

ちょっと、う〜んと悩む

きっとドロドロ遊びが
好きな子もいるだろうね

夢中になって遊ぶ
子どもたち

遊び終わったのなら

ドロドロジュースを
飲みながら

ケガしたひざこぞうに
ドロドロを塗り塗り

さあ、あとは
体についたドロドロを
落とそうじゃないか!

あ、どこでこいつを
落とせばいいんだ!

途方にくれる
子どもたち

という、想像であった

とはいえ、
実際のところ
そのドロドロな葉っぱとは
一体なんなんだい?

じつは…
ぼくも知らない

勝手に考えた
想像上の葉っぱなんだよ

ぼくの心の中では
暗くて深い
森の奥にある
いっぽんの木

その木に生えているのだ!

なんだろうね
それは…

フフフ。

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