【詩】王様気分
突っついてやる
ほれ!
突き出した
人差し指が
波紋を起こす
大きな渦が
放たれた
世界を蹂躙し、
みんなは
花が咲いたように
「なんだこれは〜!」
と、心の中で
つぶやいていることだろう
ぼくは
不敵な笑みを
浮かべ、
どうしようかな?
と、うずうずしている
よし、次は
星を降らしてやろう!
君は言った
「やめてください
みんなのネジが
ゆるんでしまいます」
フハハハハ
もう誰も
ぼくを止めることは
できはしない
よーし
星をやたらめったら
降らしては
みんなは
酔っぱらったかのように
笑い明かすだろう
そんなことを
思いながら
王様は
椅子に座りながら
指をくるくる
させていた