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【詩】お星さまのお花2
お星さまのお花が
咲いたとき、
ぼくは戸惑ってしまった
だって、みんなが思うように
ガラクタなお花だな
と、一瞬思ってしまったんだ
それは素直な気持ち
かもしれないけど、
ぼくにとっては
戸惑ってしまった
ことなんだ
たぶん、このお花は
誰しもがガラクタだと思い、
誰しもが振り向かない
絶望的にガラクタなお花
なのかもしれない
でも、あの子たちが現れた
純粋にこのお花を
愛してくれるあの子たちが…
そんな「希望」を
ぼくは思い願いたい
世界中のみんなが
見向きもしない
そんなこのお花を
愛してくれる子たち
実際のところ
ぼくにはわからない
そんな子たちが
現れてくれるか
たぶん耳に入るのは
表面化しない
「くだらない」の嵐
すべての人がある意味で
このお花をいじめている
「くだらない」
「ガラクタ」
「価値がなにもない」
ぼくはあの子たちが
いてくれることを願う
「希望」は絶対に
あるはずだと信じたい
お星さまは輝く
いつか消えてしまうまで
ぼくは夢を見た
「生きててよかった」
という夢