「増税のキシダ」を慮る~防衛費増額に増税発言、岸田首相の真意とは~|Z世代、20歳から見た政治
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わかっている。
どうせこのnoteは売れない。
「キシダを叩く」論調でないこのnoteは売れない。
そんなことはわかっている。
しかし、少しでも、’’ビュー稼ぎのセンセーショナルなメディア’’ に流されず、「冷静に」、「自分の頭で」、考えていただきたいのだ 。
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たしか、12月10日のことだったと記憶している。
会見の場において、岸田文雄首相から「増税」の発言が飛び出した。
岸田首相によれば、
とのことだ。
これに対して、国民からは疑問・不満が噴出。
閣内からも疑問の声が挙がっている始末だ。
※高市早苗大臣の発言に「内閣不一致ではないか」との声もあるが、閣議決定された内容ではなく、さらに閣僚である高市氏が聞かされていない内容でもあったとのことであり、これは問題ないだろう。
いくら防衛費の増額および防衛力の強化が迫られる安全保障環境であるとはいえ、現下の経済状況において増税がどれほどのマイナス効果をもたらすのか、岸田首相にわからないはずがあるまい。
それでも、岸田首相は「増税」を明確に口にした。
なぜなのだろうか。
「防衛力を強化し、それを維持する安定的・恒久的な財源が必要である」としても、「それ即ち増税」とはならないはずだ。
現に、岸田首相は「必要となる財源の約4分の3は歳出改革等の努力で賄う道筋ができました」と発言している。
「Colabo」の不正会計疑惑などに関連して話題に挙がっている「男女共同参画費(8~10兆円)」などを筆頭に、不透明な予算を洗い出し、「無駄な歳出」や「公金として相応しくない利用」などを削減すれば、必要とされる1兆円程度であれば捻出できるのではないだろうか。
実際、そのように考えている日本人は多くいるようだ。
長期放置によるアルゴリズム上の不利が続いている私のアカウントにおいて、引用等でないツイートに300台後半のいいねがつくことは珍しい。
また、「インフルエンサー」と呼ばれるアカウントの似た内容のツイートは、それこそ「バズ」を起こしている。
にも拘らず、なぜ、岸田首相は「増税」を口にしたのか。
Twitter上では、「岸田は日本を弱体化させたいんだ」、「岸田は財務省の犬」、「岸田は中国の犬」などのツイートが拡散されている。
しかし、私にはどうもそのようには思えないのである。
直近の数ヶ月、岸田政権下において、安全保障関連の物事が驚異のスピードで進められている。
「旧統一教会騒動」や「検討」を利用して「マヌケなピエロ」を演じる裏で、岸田首相は、安全保障分野においては「安倍路線」を継承し、日本の安全保障を確実に前へと進めているように見える。
左派の注目を旧統一教会に集めて安全保障関連への批判を躱し、右派~無党派層の注目を「検討」に集めて「盛り上がり」を防ぐ(=左派の目を躱している)裏で、安全保障を「日本政府」とは思えないスピードで進めているのである。
岸田首相が中国の犬で、財務省の犬で、日本の弱体化を目論んでいるのであれば、このような政策は行わないはずだ。
にも拘らず、なぜ、どうして、「増税」という方法をとろうとしているのか。
私は、3つの理由を考えている。
①トレード説
②特攻説
③観測気球説
である。
上から2つの説については、それに近いことをツイートしたりもした。
しかしながら、やはりウケない。
「日本の弱体化」、「財務省の犬」、「中国の犬」など、「わかりやすくてセンセーショナルな物語」ばかりがウケる。
そこで、Twitterにおいて触った程度ではなく、より詳細に纏めようと筆を執った。
ただし、あくまで「推論」に過ぎないので、無料で大きく拡散するのではなく、有料として「こういう考え方もある」と頭の片隅に入れていただく形とすることをご了承いただきたい。
メディアもインフルエンサーも「わかりやすくてセンセーショナルな物語」を拡散する中、持論を貫いて爪弾きにされる、可哀想な男の考えを聴いてほしい 。
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①トレード説
まず第一に、「トレード説」である。
これが何とのトレードかと言えば、
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