双極性障害が語る、夏場に起きる昼夜逆転と自律神経について(もしかして夏バテ?)
日照時間の関係で精神疾患を持つ人たちは、大抵、日差しが強い夏は心身ともに比較的健やかで、日差しが減る冬はうつになりやすいとされている。
双極性障害の私はなぜかその逆で冬がいちばん心身ともに健やか、夏がいちばん心身ともに悪い。これを書いている今まさにそうである。
そのことについてまとめた。私のような逆パターン現象が起きている人の助けになれば。
まず、自律神経の話。
精神疾患がある人たちは大抵、自律神経も悪くなっていることが多い。
病院などで「自律神経が悪くなっていますね」「自律神経失調症ですね」「自律神経を良くしていきましょう」なんて言われるとなんとなくわかった気持ちになる(私もそうだった)。
自律神経が悪いということは、簡単に言えば長期的に内臓に負担がかかっているということ。
そう言われるとことの重大さがよく理解できるのだ。
なぜ、夏に自律神経が悪くなりやすいのか。
結論から言うと自律神経が悪くなりやすい要素を現代の夏は網羅してしまっているから。
自律神経に負担がかかりやすい条件に、
『5度以上の気温差が急激に起こること』
『運動不足』
『睡眠不足』
『気圧の急激な変動』
『栄養バランスの悪い食事』
がある。
そう、夏はカンカン照りで蒸し暑く30度を超える室外から、建物に入ると少し寒いくらいに冷えた室内でキンキンに冷えた食べ物や飲み物をとる。みるからに栄養が少なそうなさっぱりしたそうめんを食べる。夕方には唐突にゲリラ豪雨に見舞われ、くたくたになって家に帰り着く。エアコンで室温を調節しているとはいえ体がほてって寝苦しい中、眠りにつく。
現代の夏は自律神経にとって絶望感が半端ない。
自律神経と日内変動、昼夜逆転の関係性。
自律神経を回復させるには主にしっかり寝ることが重要になってくる。
これは私の話だが、私は夏だけ睡眠時間が約10時間ほど必要になる。1日の半分寝ている。そして昼夜逆転しやすくなる。
おそらく、昼夜逆転して夜に活動することで室外と室内の気温差を減らそうとし、長時間の睡眠をとることで自律神経の回復をはかっているのではないかと考えている。
私は双極性障害になってから15年ほど夏になると過眠になり昼夜逆転してしまう現象と戦うと、今度は日内変動を起こしやすくなる悪循環に悩まされている。
自律神経を整える生活をしていても起きてしまうのだ。
もし夏だけ昼夜逆転しやすい精神疾患の人がいるなら、精神疾患の病状として起きている現象というより、自律神経のダメージによって起きている可能性がある。
自律神経は生命活動と密接に関わっているため、いのちだいじにと自分自身を守ろうとしてくれている結果、起きていることなのだ。
昼夜逆転する自分ダメなヤツ!、いっぱい寝ちゃう自分ダメなヤツ!と、自分を責めすぎない方がいい。(私はとにかく自分を責めまくった。理解してるとはいえ、たまに今でも自分を責めてしまうが)
最後に、対策について。
いつも以上に余力を残す。無理はしない。たくさん休むにつきる。
私は夏に仕事中、過労で動けなくなった。
自律神経がダメージを受けていた結果、普段の休息では疲れがとりきれなくなり、疲労が蓄積した結果、過労で動けなくなったようだ。
過労自体は回復したが、そこから体力や回復能力が著しく落ちた感じがする。
そんな私が言えることは、
自分の体は死ぬまで使い続けるものであり交換できない。なんだかキツイなおかしいな?と思ったら、誰がなんと言おうと、必ずくる楽しい嬉しい未来のために1日だけでもいいから全力で休もう!
以上、クマガイがお届けしました٩( 'ω' )و