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年間約40-50本の辺境映画ファン。ミニシアターで約2時間の逃避行をしています。欧州映画とアジア映画、最近インド沼はまりがち。古い映画感想はブログに→https://blog.g…
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2022年6月の記事一覧
汚れた血:走って走って走る。35ミリフィルムの粋
35ミリフィルムのざらざら感や雑音も愛おしかった。
”人質と一緒だから人質を救いたかったら、発砲はよせ。”
警官に包囲されたった一人で逃切る、絶体絶命の名セリフ。
(心の中で)拍手してしまった!アレックス、渋やばいぜ。
走る名シーン
アレックスは走る
デビッド・ボウイのModan Loveに合わせて、夜の石畳を疾走するアレックス。追いながら伴走するカメラが途中、ちょい追い越してしまうところ
別映画に5分遅れて慌てて入った #イデオロギーとスープ 大阪生野区の在日二世の監督が描く自らの母の介護と、朝鮮と韓国の分断と、鶏一羽丸ごと煮込む美味しいスープの話だった。何故息子3人北へやったのか、済州島の43事件、辛い描写はアニメで悲哀つのる。★3.5/5 市場よき!
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ダンサー・イン・ザ・ダークからのメッセージをどう読むか
うそでしょ!まさかやー?! と衝撃的な事が6月に起こった。あとで記す。
日本上映権が切れるから、最後の上映となる「ダンサー・イン・ダーク」。
なんでこの作品を見逃してたの、とクレジットを見ると2000年公開。そりゃ無理やわ、私は末子の妊娠出産で、母親業大忙しだったのだから。
主人公セルマ(ビョーク)は東ヨーロッパからの移民で、アメリカ郊外の工場で働いているシングルマザー。度数のきつい眼鏡をか
旧作映画みた2:気狂いピエロ&勝手にしやがれ
ゴダールとベルモンド
”ヌーヴェル・バーグ”とはゴダールの枕詞である、と断言できるほど一世風靡したフランス映画監督。1930年生まれの彼が、30歳前後の最もノッテるときの映画ニ本公開。
有名なショットやセリフは知ってるものの、全編通しで観たことがあったか無かったか、はたまたテレビの洋画劇場で見ただけなのか、記憶が定かでない。観ない訳にはいかないだろう。どちらも主演はジャン・ポール・ベルモンド。