それ、本当にただの無月経？

こんにちは(^ ^)クマです！

月経不順ってたまに経験することはあると思いますが、普段からしっかり生理が来ないという方ですと、半年くらいこなくても「いつものことか」とスルーしてしまうことありませんか？

月経不順や無月経には様々な原因があり、ストレスや多嚢胞性卵巣症候群など以前の記事でも紹介しました。

でもそれ、本当にただのストレスが原因なの？

実は卵巣の機能が低下しているからかもしれませんよ！

ということで、今日は早発卵巣不全についてお話していきます。

◎早発卵巣不全？

”早発卵巣不全”聞き馴染みの無い言葉かもしれません。

ストレスなどによる月経不順よりも原因としては少ないです。

しかし、無月経の方の5〜10％を占めていると言われているため決して低くはありません。

この病態は、簡単にいうと卵巣の機能が低下してしまい、閉経と同じホルモン状態になってしまうことをいいます。

症状としては無月経、閉経、不妊です。

卵巣の機能が低下しているため、排卵は起こりません。そうするともちろん妊娠はできませんので不妊の原因となります。

◎原因や治療法は？

発症の原因の一つに橋本病や全身性紅斑性狼瘡（SLE）などの自己免疫疾患が考えられています。

治療法は基本カウフマン療法を行っていきます。

しかし、妊娠の希望がある場合にはカウフマン療法に加え、排卵誘発を行っていかないと卵胞の発育は厳しいため排卵誘発剤も使用していきます。

この排卵誘発の効果は極めて低いと言われており、妊娠は難しいケースが多いようです。

いかがでしたか？

月経不順の方はいつものことだからと放置しがちかもしれませんが、月経不順は本来しっかり直した方がいいものです。

無月経を長期間放置すると、エストロゲンの欠乏や低下により、骨密度が低下して骨折しやすくなったり、心臓や血管に動脈硬化などの異常が起きやすくなったりと全身にも影響を及ぼします。

ですので、生理がこないなと思ったら早めに病院へ受診することをおすすめします。

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