自分で注射を打つなんて、考えられますか?
こんにちは(^ ^)クマです!
昨日、卵巣過剰刺激症候群の記事を書きました。
そこに出てきた刺激法ですが、基本注射をして卵胞を育てていきます。
そして、その注射ですが、病院によっては自己注射になりますが、
自分に注射を打つって考えられますか、、
普通の生活をしていたら自分に注射を打つなんて経験しないですし、考えられないですよね。
私自身、患者様に注射を打つことは日常ですが、自分に注射を打ったことはありません。そして、自分に打ってと言われたら戸惑うと思います。
でも、糖尿病や自己免疫疾患だけでなく、不妊治療においても自己注射が重要になってきます。
そこで今回は、自己注射をテーマにお伝えしていきます!
◎注射の種類
注射には、簡単で痛みの少ないペンタイプの注射と、皆さんが注射と言って想像できるような病院で打つタイプの注射があります。
ペンタイプの注射は、糖尿病の患者様がインスリンというものを投与するのに使用するタイプのものです。
ペンタイプの注射は、使い方がとても簡単で、高齢者でも自分で注射を行う方もいるくらいです。
一方、病院で打つタイプの注射は、自分で薬を混ぜて作らなければならず、手技が難しいです。また、ペンタイプに比べると痛みもやや伴います。
◎ペンタイプの注射
不妊治療で最も多く使われるのはゴナールFペンかなと思います。この薬はペンタイプの注射になります。
ペンタイプの注射のメリットは
・手技が簡単
・痛みが少ない
主にこれらが挙げられます。
反対にデメリットは
・治療費が高い
・使いたい成分が1種類しか入っていない
主にこれらが挙げられます。
上記のようにデメリットもありますが、
初めて自己注射をする場合はペンタイプで慣れていった方が良いでしょう。
◎病院で打つタイプの注射
通院している施設によっては、病院で打つタイプの注射も自宅で打つように説明されます。
もちろん、自宅ではなく連日通院して注射を打っているというところもあるでしょう。
病院で打つタイプの注射のメリットは
・使いたい成分を組み合わせて使える
・ペンタイプのものに比べると費用が安い
主にこれらが挙げられます。
反対にデメリットは
・手技が難しい
・ペンタイプに比べると痛みを伴う
主にこれらが挙げられます。
上記のようにデメリットもありますが、
卵胞を複数育てていくため、またその卵胞を排卵させずに採卵していくためには複数の薬を組み合わせて注射できた方がいいので、できれば病院で打つタイプの注射をできた方がいいでしょう。
◎自己注射をするときのコツ
注射が好き!という方はいないと思います!
注射は出来るだけしたくないというのが本音だと思います。
しかし、いい卵胞を育てていくためには必要なことなので、そのときのコツなどがあれば嬉しいですよね!
はい、お伝えします!
まず大前提として、痛点(痛みを感じるところ)は体の至る所に満遍なくありますので、どこに針を刺しても痛いです、、、
なので、これからお伝えするコツで、劇的に痛みが変わるわけではありませんが試してみて下さい!
・溶解液(粉を溶くための水、生理食塩水)を冷蔵庫に入れていた場合は、常温に戻してから使いましょう。
・脂肪層が厚いところに打った方が痛みは軽減されます。なので、脂肪をつまんだ状態で注射を打ちましょう。
・注射を打つ前に、その場所を冷やすかもしくは温めましょう。
・深呼吸をした時、吐く息の時に針を刺しましょう。
・毎回同じ場所に打つと、その場所が硬くなってしまい、痛みが強くなるので、注射を打つ場所はその都度変えましょう。
すでに自己注射をしている方は
知ってるよ!
という内容かもしれませんが、、まだやったことがないものであれば実践してみてください!
自分に注射を打つってすごく怖いことだと思います。
でも治療のためには欠かせないものです!
今回お伝えしたコツを実践し、少しでも痛みを少なく注射できたらいいなと思っています。
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