移植の方法には様々な種類がある②
こんばんは(^ ^)クマです!
今日は移植の種類についていくつかお話していきます。
◎二段階移植
着床不全に対する治療法として1999年に考案されました。
着床時期は胚と子宮内膜がシグナル交換していて、胚は着床に向けて子宮内膜をより良い状態にしてくれているとのことが研究でわかったのです。
このことから、ニ段階移植法では初期胚を移植し、その後胚盤胞を移植するということをしました。
そうすることで、初期胚は子宮内膜の胚受容能を高め、さらに選択された胚盤胞を移植することで着床率を上げることが考えられています。
◎SEET法
二段階移植では多胎のリスクも上昇することから、子宮内膜刺激胚移植法(SEET法)という移植法が考案されました。
胚培養に用いた培養液を凍結保存しておき、それを胚盤胞移植の前日に融解して子宮の中に入れてあげる方法です。
培養液中には、子宮内膜胚受容促進に関する胚由来因子が存在することから、子宮内膜の分化誘導の促進が期待でき、胚移植数を胚盤胞の単一移植にすることが可能になりました。
◎ヒアルロン酸含有培養液
ヒアルロン酸含有培養液は、胚移植専用に開発された培養液で、唯一着床効果を高めることが実証されている製品です。
基本組成は栄養豊富な胚盤胞培養液で、高濃度ヒアルロン酸と組み換えヒトアルブミンが含まれています。
ヒアルロン酸が含まれていなかったり少ない培養液と高濃度ヒアルロン酸含有の培養液での妊娠率を比べると、前者が41%、後者が50%なので圧倒的な違いがあるといえます。
ちなみに、高濃度ヒアルロン酸が含まれている培養液を使っても流産率が高まる心配はないので、安心して使って大丈夫です。
今日の内容はここまで。
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