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中村軒の冬メニュー!京都の老舗和菓子屋さんで味わう寒い日の魅力

京都旅行の中でもお楽しみの一つといえばスイーツ、ほかの季節であればオシャレなカフェに豊富なメニューもありますが、寒い寒い冬の京都、何か温かいメニューも食べたいですよね。

そんな思いで色々探していると、京都の老舗和菓子屋さんで冬限定の温かメニューを発見しました。


桂離宮目の前の中村軒

今回、紹介するお店は京都の中村軒。こちらは嵐山の南である桂エリアのお店で、桂離宮の目の前にある老舗の和菓子屋となっています。
中村軒では季節季節の和菓子に加えて、夏のかき氷などが有名ですが、実は冬は冬で魅力盛りだくさんのお店となっています。

先日、たまたま冬の中村軒の前を通りかかった時に軒先でこんな品書きを発見。「赤飯おこげの葛あんかけ」、何でしょう、間違いなく初めて聞くメニュー。

どんな料理か想像できてそれでいてものすごく美味しそう。ちなみにお店のメニューで確認してみると冬限定でしかも平日限定とのことで2重の限定、

というわけで日を改めてお店にお邪魔。ちなみにこちらの中村軒、店頭での和菓子販売に加えて、その奥にイートインスペースがあります、席に座ってメニューを確認、無事に赤飯おこげの葛あんかけを発見して注文しました。

ほかにもせっかくなので、お団子を食べたいと思います。お団子も定番のしょうゆだれと白みそだれの2種類があるので、1本ずつ食べたいと思います。

熱々でバリバリ旨味たっぷりの赤飯おこげの葛あんかけ

しばらくすると赤飯おこげの葛あんかけが到着。もう名前そのままの料理、赤飯でおこげを作って葛あんが掛かっています。でもその名前そのままが、美味しさ要素100点満点のメニューとなっています。

見た目と名前でかなり美味しさが確定していますが、まずはあれこれ予想せずに無心で一口。すると、かなりビックリしました。赤飯のおこげはバリバリガリガリと思った以上の硬さ食感、お煎餅でいえばかなりの堅焼きとなっています。

そして周りに掛かっている葛あんは、ダシがすごい塩分控えめだけど旨みたっぷりで老舗の安心のクオリティの感じ。ちなみにこの赤飯おこげの葛あんかけ、こちらの勝手な思いで、時間が経つとおこげが解けてくると予想。

葛あんと混ぜておじや風して食べるのかと思ったけど、おこげはややしっとりと柔らかくなるけど、解ける様子はなし。おこげはおこげであんはあんという存在感を保ったままとなっています。

名前から内容が想像できると思っていましたが、かなり予想が外れました、しかし優しさと力強さがオリジナリティ高く融合していて、いい物食べさせてもらったなという実感の逸品でした。

赤飯おこげの葛あんかけを食べたので、次はお団子をいただきたいと思います。こちらのお団子も出来立てのホカホカ。冬にはこの温かさが嬉しさと直結します。

一口食べてみると、お団子はムニューと伸びる感じではなく、ムチっと肉質的な食感。スタンダードなみたらしあんを食べた後に白みそだれを食べてみると、こちらは白味噌の素朴な甘さに山椒の風味がプラスされていて、なかなか他では食べられない味わい。中村軒といえば夏のかき氷というイメージの人にも、冬の中村軒も非常にオススメです。

京都のお店でお雑煮を食べるといえば冬の中村軒

また、こちらの中村軒、12月から翌2月の冬限定でお雑煮が提供されています。お雑煮と言えば、日本各地でさまざまなスタイルがあって、その上で各家庭で食べるのが基本なので、あまり他の家のお雑煮を食べる機会がないと思います。

例えば関東に住んでる人が関西のお雑煮は白味噌という話を聞いても、関西に親戚などが居なければ、実際に食べる機会になかなか恵まれないはず、そんな方にぜひオススメしたいお店となっています。

しかも赤飯おこげの葛あんかけでたっぷり実証されたクオリティ。正直、今まで食べたお雑煮の中でも一番美味しかったです。もし期間中に京都を訪れる機会があるという人にはぜひ食べてみて下さい。

ちなみにお店は年末年始はお店ごと休業していたり、カフェスペースは休業と営業日がやや変則的なので公式サイトなどをご確認ください。

御菓子司 中村軒(なかむらけん) 店舗情報

住所:京都府京都市西京区桂浅原町61
TEL:075-381-2650
営業時間:10:00 ~ 17:00
定休日:水曜日(祝日の場合営業)※年末年始は不定休、公式サイトにて記載あり
アクセス:阪急京都線・嵐山線「桂」駅から約徒歩15分

【食べログページ】

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