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#53 損失回避の欲求

今購入してもらえれば、10万円値引きします

あと3日以内に申し込みしないと、もう2度とチャンスはないかも

特典のサービスを受けたい場合には、24時間以内にお申し込みください

この様な謳い文句に釣られて、焦って何かを申し込んだ記憶はありませんか?

きっと誰しもが一度は経験していると思います。

これを損失回避の欲求といいます。

これは、お得なサービスや商品を受けられなくなるという『損失』を避けるために、
『急いで買わなくては!』
という気持ちのことを指します。

この欲求を利用した広告や営業は、あちらこちらで見受けられ、非常にメジャーな手法だといえます。

これらの欲求に襲われても、特に必要としていないサービスや商品を買わずに済む方法は、

◆ 本当にそのサービスや商品が限定なのか、冷静に考える

人的及び物的にどうしても限りがある場合は別ですが、多くの場合にはそこまで限定ではないはずです。

すぐに損失回避の欲求喚起の手法だと見抜きましょう。

◆ 代替のサービスや商品は他にないか?

仮にそのサービスや商品が本当に限定で、これっきりだったとしても、それに代わる他社のものがないか考えてみましょう。
大抵の場合には、同様のサービスや商品は沢山存在するはずです。

買うのは、その時でも良いでしょう。

ただし、営業を受けたサービスや商品が、本当に今の自分にとって、しかもすぐに必要な場合もあります。
あるいは、勉強中の事柄について詳しく知りたい時の本であったり情報商材な場合は、自己投資として迷わず購入するのもアリです。

程度問題ではありますが、疲れている時のストレス解消や、悩み解決の一助となり得るサービスや商品なら、多少は浪費であっても購入しても良いと思います。

投資と消費、そして浪費。
このバランスを常に見極めながら、モノやサービスにお金を支払っていきましょう。


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