ksunote

たまに意味のあることばも書きます

ksunote

たまに意味のあることばも書きます

最近の記事

  • 固定された記事

ネタが好きだと10割で言いたい

たとえ生み出す側に自分がいなくても、彼らの面白さを知っているというだけで 豊かな感性をこっそりと分け与えてもらっているような気分になれるのだ。 ネタを好きだと10割で言いたい どのコンテンツもつまみ食いをしてわかった気になっているだけであって、 お笑いファンのように振舞ってしまっている罪悪感とは常に隣合わせにあるけれど。 ネタで好きだと10割で言いたい 言いたいと言ってしまっている時点で本当は10割ではないのだけど、 何を差し置いても頑なに主張を貫くことで 好きのベク

    • 3/0

      荒廃な土地で黒子の立ち回りをしていた 『ピュートネタ終わり次第コーナー(めぞんとフリートーク)』みたいなカンペが見える ピュートが結婚式の漫才をしているのが聞こえるけど、状況的にそれどころじゃないのを私だけが分かっている 目を凝らすとカンペが宙に浮いていてるのを見て『逃げなきゃ』って気持ちと、『世界救わなきゃ』みたいな気持ちが均等に綯い交ぜになる(これは夢あるある) 何かの拍子で場面が変わって、予想していた通り戦いに巻き込まれている "アイテム"の概念が色濃く存在していてゲ

      • いつでも逃げ出せるやさしい世界ね。 口癖のように仄めかしても、決してその選択には手をかけない現実主義なところが好きだった。

        • 叶わぬ約束ほど楽しみ。 なら、叶った夢こそ淋しい。

        • 固定された記事

        ネタが好きだと10割で言いたい

        • いつでも逃げ出せるやさしい世界ね。 口癖のように仄めかしても、決してその選択には手をかけない現実主義なところが好きだった。

        • 叶わぬ約束ほど楽しみ。 なら、叶った夢こそ淋しい。

          舗装もままならない田舎道で、妙齢の女性が蛇を抱いている。 通学を共にする友人の中には「蛇との接触は禁忌だ」と公言する者も多い。 足早に追い越すか、それとも別の道を行くか。 そんな咄嗟の協議も虚しく、女性はあろうことか目的地までの同行を志願してきたのだ。 どうしたものかと返答を考えあぐねていると、先程まで心を通わせていたはずの友人らの姿が忽然と消えていることに気が付く。 やられた。 教室に着いたらどうせ形だけの謝罪を皮切りに 無遠慮な詮索タイムが始まるんだろう。 女子高

          2/0

          教室、グループ分け(給食の時の班)の真ん前にゴヤやまじさんがいてお菓子交換してる 最後全部あげるよって言われて一旦遠慮するんだけど、荷物軽くしたかったのかほんとに全部くれて嬉しい やまじさんはこれから三者面談があるらしくて一人でそわそわしてる、よっしゃお母さん見たろと思う、階段が吹き抜けで登ってきた人のことが見えるから偵察がてらそこで暇を潰そうと思う、教室を出たら何故か反抗期の金魚古市さんが先客でいる、やまじさんの面談だと思ってたのに古市さんの中では古市さんの面談ってことにな

          ここだけの話

          執着 に打ち勝てた試しがないので、自分は愛のない人間なのだと思う。 かといって誰かを『愛のある人だ』と思った経験もそこまで多くはないので、"そう自己認識しておけばいいんでしょ"くらいの軽い気持ちでいる。

          ここだけの話

          ここだけの話

          1/0

          そのマンションから外に出るには奇妙な構造を突破する必要がある 簡易的な柵と綱渡りのロープくらい心許ない通路だけが空に浮いていて、それが地上まで延々と続く このありえない構造のせいで自ずと一方通行のシステムに則る必要があるから、前から人が来た時には一旦踊り場まで戻らないといけない なぜか踊り場だけは体裁を保っている 中年のサラリーマンが"急いでます"感を隠さない様子で向かってくるものだから 慌てて踊り場まで戻るんだけど、後ろにも沢山の人がいて完全に萎えた つまらない気を揉むの

          夢で

          自分は芸能人で、ファンの人たちと電車に乗るバスズみたいな企画の二周目をやっていた 一周目でめちゃくちゃ虫を殺してて、その処理を忘れてたことに気づいて「そこ多分僕が殺した虫いるんで!」って言ったら引いたりせずにきゃーきゃー言いながら処理してくれた女の子のファンがいて、なるほどこの世界線だと結構人気あるんだなって思った 席は決まってなかったけど今日くらい咎められないだろうという確信があったから真っ先に優先席に座る 最初壁際の端に座ろうとして、ここだとみんなから見えないか~って一丁

          彼らはそれぞれに毛色は異なるものの、世間一般に端正(と言えなくもない類)な容姿をしている。 少なくとも自身の容姿を武器に果敢に笑いを取りに行くタイプではないし、容姿弄りという古典的なお笑いをゲリラ的に吹っ掛けられるポジションの芸人でもないはずだ。 容姿はその人の本質を紐づけるものではないが、付加価値としては様々な場面で絶大な威力を発揮するものだと思う。 だがその付加価値ばかりが持ち上げられ、大衆の意見として受け入れられすぎてしまうと、真意はどうあれ当の本人もそれを売りにして