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眠りと安心感

わたしは、昔から眠りが浅い。


いくつか理由はあるんやけど、おおきく思い当たるのは2つ。

ひとつ目は耳がよすぎること。
犬かっていうくらい聞こえるっぽい。
みんなこんなもんやと思ってたから、正直びっくり。

ふたつ目は結構な神経質であること。
人前で寝られへん。
電車でうとうと…とか考えられへん。
出張で新幹線とか乗っても絶対寝られへん。
降り損ねたりすんのも怖いからやけど(極度の方向音痴)。

あとは喘息持ちやからとか、呼吸が浅いからとか、ほかにもなんやかんやと理由はあると思うけど。


修学旅行でも、友だちとのお泊り会とかでも、全員が寝静まってからじゃないと気になって寝られへんし、だれかが寝返りするだけで目が覚めるし、だれかが起きそうな気配がしたら起きてしまうねんなぁ。
だから、友だちからは「アンタ、いつ寝てるん?てか寝てるん?寝てるとこ見たことないねんけど」ってよく言われていました。

ひとり暮らししているときは特にひどくて、毎日、明け方の新聞配達のチャリや原付の音で目が覚めていました。
もちろん二度寝はするんやけど、再度熟睡できるはずもなく。


一方でもっと小さかったころは…というと、結構スヤスヤ寝ていたみたいです。
親に聞くと「喘息出てる時は苦しそうやったけど、そもそもアンタ、阪神大震災で起きへんかったしな」と言われました。
小学校低学年で、奈良に住んでいたため、「大震災」を「被災」したというほどではなかったけれど、焦るレベルの震度だったと記憶しています。


話が逸れたけど、まぁそれくらい、幼少期は家ではよく寝ていたようです。

家では、というのは、お泊りとかではやっぱり寝られなかったから。
未就学期は保育所ではなく幼稚園に通っていて、「お昼寝」の時間もなく、慣れていなかったのもあるとは思うんやけど。


そんな神経質だったわたしが、今、夫ゴリラと一緒に、ひとつのベッドで寝ているんですけど、全く支障がないのよ。
コアラマットレスという【超振動吸収】をウリにしているベッドで寝ているというのもあるけれど。
とはいえ、隣で90キロの巨体が寝返りを打っても、トイレに起きても、全く気付かずにグースカ寝ているわたし。

一緒に住んで少し経ったある日、
🐖「ゴリくんてさ、静かに寝るし、夜中トイレも行かへんねんな」
と聞くと、
🦍「え、起きてトイレ行ってんで」
と言われてめちゃくちゃビックリ。

カベ側で寝ている夫ゴリラは、わたしを跨がないとベッドから降りれないんです。
優しいから、そっと降りてくれているんやろうけど、寝ぼけている時は踏んづけてしまったりしているらしい…90キロの巨体で。
それでもわたしは寝てて覚えていない\(^o^)/


母にその話をすると、
「そんだけ安心して寝れてるってことやろ。ゴリくんに感謝しときや。」
と言われました。

たしかに、と腑に落ちました。
夫ゴリラが飲み会とかで、夜遅くに帰宅する日は、エレベーターが自階で開く音や、足音・カギの音で目が覚めているから。(今はコロナでなくなったけれど)
帰宅したタイミングでは目が覚めて、「おかえり」と伝えているんです。
せやのに、その後お風呂に入ったり、部屋をうろうろしたりして、最終的に布団に入ってくる時には、全く起きず・気付かずに爆睡。
ベロベロの酔っぱらいが絡んできているのに。
(夫によると実際は、返事をしたりはしているらしいけれど。)


親元にいた時と、夫がいる時しか、わたしはぐっすりと寝ることはできないみたい。
そう考えると、本当にこの人と出会えてよかった。
心からの安心感を与えてくれて、本当にありがとう。


それから…
サラっと紹介したコアラマットレスですが、ホンマにいい。
夫は腰が悪くて、今まで仰向けで寝ることができなかったのが、コアラマットレスにしてからは見事な【大の字】で寝ています。


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