エンドウアイ

40代都内会社員。人生は遠回りで行き当たりばったり。迷ったときは「今をごきげんに生きる」判断に立ち返る。 社会人大学院(MBA)に通学中、30半ばで長女出産。0歳で職場復帰しつつ、なんとか修士号を取りました。 24年、41歳で次女を出産、育休中です。読書・内省が人生の栄養。

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40代都内会社員。人生は遠回りで行き当たりばったり。迷ったときは「今をごきげんに生きる」判断に立ち返る。 社会人大学院(MBA)に通学中、30半ばで長女出産。0歳で職場復帰しつつ、なんとか修士号を取りました。 24年、41歳で次女を出産、育休中です。読書・内省が人生の栄養。

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読書日記〜ストレッサー高い「妊娠」「出産・幼児期」関連で心に残った本(随時更新)

本や漫画で情報を得るのが性に合っている。 そのため、割と本(漫画コミ)で妊娠・出産の体験記を入手してきた。基本的に共感が多い。 子どもの誕生は(少なくとも私にとっては)人生でベスト3に入る変化だ。 「よかった」「悪かった」ではない。生活の変化、という意味だ。 私的な変化の大きさでいくと 出産・育児 上京(一人暮らし) ここは並列で、「同棲(そのまま結婚に連なる)」「就職」「中学進学(※電車通学になったため)」 だろうか。そういえば、学生時代、心理学の授業で、「人間はそ

    • 読書日記(20240816):やめて幸せになれること

      雑誌なんですが。コンビニでふと目についてしまって買ったものです。 「60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと」(笑)  https://amzn.asia/d/fPUreRA まだ40代突入したばかりだけど、二度目の産休は人生のリセットチャンスだった。仕事中心の人間関係や、結果つながったSNSなど、しがらみを離れていることが心のおだやかさを保てている。 二度目の出産は、割と死を意識させられるものだった。 死を前にしたとき、見栄や名誉、しがらみなどすべて吹っ飛んでしまう

      • 迷いそうなときは「今をごきげんに生きる」こと:心に響いた名言たちから

        今をごきげんに生きる。 それが、40代に突入したわたしの、後半生を生きる上での基準になっている。 すくなくとも、この3カ月くらい、そう思っている。 尊敬する職場の同僚がいる。彼女は年齢も社会人歴もほぼ同じ。転職してきてくれたのだけど、彼女、Iちゃんに出会えて本当によかった。 Iちゃんは「いまのところ、ご機嫌に働けているよ!」とよく笑顔でいってくれる。この、「ごきげんにいる」という言葉。 何かモヤモヤしたとき。不安なとき。ちょっとした決断をするとき。 「ごきげんにいられる選

        • 子どもが独り立ちしたとき、日々をごきげんに生きられるよう、親ができること

          もうこんなことを考えないといけないのか。 わたしがこの1年ほどずっと悩んできたことで、なかなか書けなかった。 まだ途中(というより始まったばかり)で、葛藤ばかりだから。長女、いや娘たちの進路のこと。小学校に入学する前に、やっぱり色々なことを考える。 親ができることは何か。 幸いなことに夫婦の「原理原則」は一致していた。 「本人が好きなことを見つけ、幸せになる道を選べるように」 ただ、それは甘くない。 一見、教育パパママと呼ばれそうな人たちも、いろんな余分を削り落としたとき

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          ウ⚪︎チとゲ⚪︎に試される明け方とヴァンクリ

          子育てってキタナイ。 一昨日、生後40日ほどの次女に、いつものように夜中起こされた。 そこで、思いきりウンチをかぶってしまった。 次女はだいたい、2時間から3時間ごとくらいに起きる。おっぱいかオムツだ。 例によってオムツを確認したところ、黄土色からオレンジ色のブツがそこそこ出ていた。 夜中に起きるのはもう慣れてるし、そんなにしんどくない。だけど、やっぱりちょっと眠い。眠くて油断したわたしは、そこで被害に遭った。 ウンチは途中だった。オムツに出たものに加え、お尻から出てく

          ウ⚪︎チとゲ⚪︎に試される明け方とヴァンクリ

          読書日記(2024.06.03) 「ビッグツリー」(佐々木常夫)〜お世話される「だけ」のつらさ

          「働き方改革」は2010年代、一種のブームだった。今はやや「当たり前」になっていて、「善」とされる。ただ、私たちはどんなときに「自分」の「働き方改革」をせまられるだろう。多くの人は何かきっかけがなければ、強い意志を持って「働き方」を変えないと思う。 佐々木さんは、東レの役員だ。配偶者のうつと、長男の自閉症に見舞われて、「生産性効率化」の主体になった“男性として“稀有な例だと思う。 ビッグツリー 私は仕事も家族も決してあきらめない https://amzn.asia/d/47

          読書日記(2024.06.03) 「ビッグツリー」(佐々木常夫)〜お世話される「だけ」のつらさ

          第二子誕生つれづれ:「上の子かわいくない症候群」

          長女が大好きだった。訂正、大好きで、今も世界一のたからものだ。 2週間、長女と離れた次女の出産。長女とこんなに離れたことはなく、会えなくて寂しくて、入院先で泣いていたダメ母だ。かつては「もともと、子ども好きじゃない」と自覚していた。自分にとって、長女が特別なんだと思っていた。 ところが、まさかまさか。 生まれた次女を連れて帰って数日後。ほんのちょっとの期間だったけどわたしを襲ってきた「上の子可愛くない症候群」。これは、想定外だった。 つらすぎる。でも、案外あるみたい。 「

          第二子誕生つれづれ:「上の子かわいくない症候群」

          読書日記(240525)〜「淳」「淳それから」/生涯、乗り越えることのできない理不尽

          少し前、神戸連続児童殺傷事件の犯人「元少年A」の両親の手記を読んでいた。 ここにも書いたけど、少年Aの両親に対し、わたしはやや同情的だ。 「どこにでもいる普通の親」だと思った。一人の親として、この人たちに石を投げられるほど、わたしは立派な人間ではない。 一方、「淳」「淳 それから」は、殺された淳くんのお父さん、土師守さんの書いた手記だ。 https://amzn.asia/d/0pCk4ZF 土師さんは、深い教養のある、器が大きな方だった。立派な人だ。 感情を抑えよう

          読書日記(240525)〜「淳」「淳それから」/生涯、乗り越えることのできない理不尽

          第二子出産〜思いのほか大変、感謝

          5月7日、次女が生まれました。多くの支えで今回、娘は生まれてくることができました。 今回は、私自身(おそらく高齢出産やその他、既往症)が理由で、入院生活は2週間(通常、出産の入院は5〜6日くらい)になりました。気づきは山ほどあり、40から41にかけての次女誕生は、残りの人生を考える大きなターニングポイントになったと思います。 気づきはTODOも含めて、記録していきたい。 ただ今回、妊娠〜出産にあたって、長女や夫を支えてくださった皆さまも含めて、「人は一人で生きることはでき

          第二子出産〜思いのほか大変、感謝

          出産直前の気持ち/ありがとう、この2カ月!

          高血圧の悪化と、すでにいつ生まれてもおかしくない状態、ということで入院中。明日から、分娩に向けて誘発していきます。 復帰してから気がつくと仕事に追われていたこの5年。そして管理職になったこの2年は特に、頭でわかっちゃいたけど、家族に負担をかけてきました。 第二子を妊娠し、有給を消化しながら過ごした出産までのこの2カ月。夫と長女と、無理しすぎた2年間を時間を取り戻す、大切な時間になりました。毎晩、一緒に夕飯を食べて、週末は近くの公園や、ちょっと車で遠出してアスレチックに行った

          出産直前の気持ち/ありがとう、この2カ月!

          出産直前ですが、体調の関係で早めに入院することに。ただ…長女を出産してから上の子や夫とこんなに離れるのが初めてなので、妙に寂しい。上のお姉ちゃんに会いたくなっている母親です。一人時間、もっと楽しめばいいのにな。でも娘の方がきっと、寂しいよね。

          出産直前ですが、体調の関係で早めに入院することに。ただ…長女を出産してから上の子や夫とこんなに離れるのが初めてなので、妙に寂しい。上のお姉ちゃんに会いたくなっている母親です。一人時間、もっと楽しめばいいのにな。でも娘の方がきっと、寂しいよね。

          読書日記(20240503)〜「少年A この子を生んで」/しんどい。

          出産直前によむ本ではない。ただ、図書館で目についてしまった。 神戸連続児童殺傷事件。わたしたち世代にとっては、重たい事件だ。犯人の「少年A」は、ドンピシャでこの世代だったから。そして、当時14歳だったわたしたちは当時の親の世代になった。この本は、「少年A」のご両親の手記だ。 父と母 悔恨の手記 「少年A」 この子を生んで…… (文春文庫 し 37-1) https://amzn.asia/d/7ptIx8B 子どもを持った今、この本をよむと、わたしは親御さんのことを責めら

          読書日記(20240503)〜「少年A この子を生んで」/しんどい。

          2人目出産直前:ベビーシッターさん初体験談②/前日準備編「丸投げは無理」

          ありがたいことに、ベビーシッターサービスのシッターさんに出会い、マッチングまでたどりついたわたしたち。お迎えするにあたってやったことを書いています。多分、ほぼ不要な作業です(苦笑) 1.前日までの準備〜割とある笑 ベビーシッターさんがきてくれたらいいじゃん。もう安心だ! が、しかし。病児保育もそうだけど、準備がゼロなわけがない。 とある某大企業(割と両立支援に力を入れているらしい)の部長職を務める方に実際に言われたのだが 「子育てとの両立で、周囲の配慮ももちろん必要。た

          2人目出産直前:ベビーシッターさん初体験談②/前日準備編「丸投げは無理」

          2人目出産直前:ベビーシッターさん初体験談①/利用にいたるまで

          娘、5歳にして初めて、ベビーシッターさんにお願いしてみた。 これまで利用してこなかった私たちが今回お願いしたのは「第一子出産にあたり、上の子どうするか問題」に直面したからだ。 結論。契約から当日の準備に至るまで、いろいろヤキモキしたけど、本当に利用して良かった。やっぱりシッターさんはプロだ。娘がものすごく笑顔で過ごしてくれた。ちなみに、あくまで我が家(5歳・保育園児)のケースです。 長くなりそうなので、複数回に分けてみます。 1.利用にいたるまで今まで、こういう状況ではあ

          2人目出産直前:ベビーシッターさん初体験談①/利用にいたるまで

          読書日記(20240429)〜「82年生まれ、キム・ジヨン」/「子持ち様批判」の今、鉛を飲んだ気持ち

          この世界は、「お母さん神話」でできている。 正直にいうと、今の心境はそんな感じで、小説を好きになれなかった。気持ちはすっきりしない。「これは私だ」という人が多い、とあとがきに書いてあった。すごくよくわかる。 Xの「子育て垢」「婚活垢」だったり、今(なぜかふたたびどころかエンドレス? 何かきっかけあるんだろうか)巷で話題の「子持ち様批判」関連のヤフーニュースのコメント欄だったり、女性や子育てに対する、大なり小なりの怨嗟や理想、もろもろの声がうずまくものすべてを煮詰めて描かれた

          読書日記(20240429)〜「82年生まれ、キム・ジヨン」/「子持ち様批判」の今、鉛を飲んだ気持ち

          読書日記(20240423)「14歳からの哲学」(池田晶子)/「君が、真理なんだ」

          池田晶子さんの存在は知っていた。あれ、ずいぶん前に亡くなったはず。 2007年、46歳の若さで亡くなっていた。 わたしは、初めて彼女の本を手にとった。本当に、14歳に向けた本なのか。 わたしが幼稚なのか。言葉そのものは専門用語がないのに、頭がどんどんこんがらがってくる。そんなわたしの心の声はわかっておられるのか。 自分の足元が、どんどんぐらつくような気持ちになる本だった。と思っていたら、14歳以上の人へ という最後のページに「内容的なレベルは落としていません 落とせるはずが

          読書日記(20240423)「14歳からの哲学」(池田晶子)/「君が、真理なんだ」