出産直前の気持ち/ありがとう、この2カ月!
高血圧の悪化と、すでにいつ生まれてもおかしくない状態、ということで入院中。明日から、分娩に向けて誘発していきます。
復帰してから気がつくと仕事に追われていたこの5年。そして管理職になったこの2年は特に、頭でわかっちゃいたけど、家族に負担をかけてきました。
第二子を妊娠し、有給を消化しながら過ごした出産までのこの2カ月。夫と長女と、無理しすぎた2年間を時間を取り戻す、大切な時間になりました。毎晩、一緒に夕飯を食べて、週末は近くの公園や、ちょっと車で遠出してアスレチックに行ったり。本当にかがやく、忘れられない幸せな時間でした。
ごはんを作って、やっぱりわたしには家事は向いてないんだなあと夫に笑われたり。でもたくさん、食べてもらったり。二人で過ごせた時間に、学生時代みたいにごはんを作ってもらったり。娘ともたくさん、お菓子を作ったり、絵本を読んだり。
夫の本音も聞いた。
仕事しなければ、稼がなければと、ギリギリしながらイノシシみたいに突っ走るわたしのことを、本当に心配してくれていて、本気で「いつかぶっ倒れるんじゃないか 過労で死ぬんじゃないか」と思っていたこと。
何を言っても伝わらなくて、絶望していたことも。そして、彼自身も、仕事と育児・家事がのしかかり、うまくいかなくて苦しかったことも。
一人目が生まれて、二人目が生まれる前の短い時間。
たくさん話せてよかった。そしてわたしが本当に大事にしたいものも知ることができてよかった。
わたしが一番大切なものは、愛しているのは、守りたいものは家族。
仕事なんかどうでもいいとは言わないが、家族より大切なものはない。
それは絶対に忘れない。
夫が、「⚪︎⚪︎(わたし)は間に合ったんだよ」とぽそっといった。
そのくらい、私たち家族は、わたしの長時間労働と、無理を強いた家事・育児・仕事のアンバランスに破綻しかけていた。今、立ち止まれて、よかった。一生、後悔するところだった。気づかせてくれたのは、お腹にいるチビのおかげ。
どこにでもある「仕事と家庭と育児」の話かもしれないけど、世の中には、そういう家族の悲しみがつみかさなっている。
産院に向かう車中、20代前半だったころにバイクで二人乗りして出かけてた大通りにでた。
「二人(子どもたち)が落ち着いたらさ、また二人でバイクで2ケツして出かけようよ。気持ちいいよ」
ありがとう、ちょっと後になるけど、絶対、約束だからね。
そして家族4人で、ぜいたくじゃなくていいから、笑顔で笑う「今」を積み重ねていける家族になろうね。
きっとまたしばらく乳児登場で忙しいけど、家族を思いやれる気持ちはずっと忘れないで過ごしたい。優先順位の第一は、家族の笑顔! (お金も必要だから、大変ですが)
さて、生むのは残念ながら女しかできない。今は明日からの出産に備えて、もらったたくさんの言葉と笑顔を持って、万全に備えます。
母ちゃんと頑張ろうね、おなかのチビ!!