「3歳で箸なんて使えない」と思い込んでいたことに気づいた話。
何かを習得するなら、環境がすべてだな、と思う。
娘がいつの間にか箸を使えるようになっていた。
これまで補助箸を使っていたが補助箸も卒業。
家ではしばらく補助箸も併用しながらごはんを食べていて、
毎日使ってはいたのだけど、
普通の箸ですべてを食べられるほどではなかったような気がする。
いつから普通に使えるようになったのかわからない。笑
ただ、一つ明らかなのは、
保育園での毎日の給食の時間のおかげで娘は箸を使えるようになった
ということ。
家での食事時間だけでは、おそらく、
使えるようになるのにもっと時間がかかっていた。
保育園での毎日の給食時間、という環境があったから
箸を使えるようになった。
そもそも、娘が補助箸なしで食べられるようになったことがわかったのは
娘との会話の中でだった。
毎日のルーティンで娘に保育園での出来事を聞いていると、
「先生に、あさちゃんはもうほじょばしなしで大丈夫だよ、って言われたの」
と言われ、「えっ?そうなの?笑」となり、
箸が使えるようになったことを知った。
毎日子どもの食事の様子を見てくれている先生が
そういうふうに判断したのならそうなんだろう。
家でも補助箸なしで食べてみてもらった。
そうしたらビックリ。
本当に箸を使えるようになっていた。
自分が3歳のときは箸なんて使えなかったと思う。
それを娘は同じ3歳で普通に箸が使えるようになっている。
改めて環境がすべてなんだな、と実感した。
娘によると、保育園では普通の箸を使う時間が決まっていて、
一定の時間は普通の箸を使って食べるらしい。
周りのお友達も同様に、普通の箸を使ってみんなで食べている。
それを毎日繰り返していた。
そりゃあ自然と上手になるような〜と納得だった。
3歳だから箸を使うのは難しい、というのはただの思い込みで、
箸を使う習慣をつくり、その習慣ができるだけの環境をつくる。
環境さえあれば、できないと思っていたことも、
できてしまうものだということがよくわかった。
先日の僕の折り紙への苦手意識もそうだけど、
人は意識せずとも思い込みをしている。
自分がいる環境の中で折り紙をやる習慣がなければ、
折り紙はできるようにはならないし、
3歳から箸を使うという習慣がなければ、
箸も3歳から使えるようにはならない。
なにかをできるようになるには、
「できるようになりたいな〜」と思っているだけでは絶対ダメで、
それができる環境がないとできるようにはならない。
実際、僕自身も3歳で箸が使えるようになるとは思っていなかった。
完全に思い込んでいた。
何かをできるようにするには、
それができるような環境をつくること、
その環境に毎日触れること、
その環境で毎日過ごすこと。
すべて「環境」が解決してくれる。
じゃあその環境ってどうやってつくるの?
どうやって見つけるの?
という疑問が出てくるが、
それはもう自分で探しにいく、
つくっていくしかない。
何ら難しいことはない。
環境がすべて、ということがわかってさえいれば、
いつかはその環境を探し出すだろうし、
自分でつくっていく。
まあもしわからなくなったら人に聞いてみるといい。
自分の頭だけで考えるのは限界があるから、
他の人にも頼ってみる。
そんなふうにしていけば、たいていのことはできるようになるはず。
3歳だから〜、というような思い込みは捨てて、
「環境」にこだわって過ごしていきたい。
そんな環境を家族にもあげられるように、
僕自身も成長していきたい。