No.375【パーソナルトレーニングQ&A】ベンチは何キロ挙げるんですか?
はいさ~い(^_^)/
沖縄県の那覇市でパーソナルトレーニング、オンラインダイエットコーチ、養成講座講師などをしている、パーソナルトレーナーの新井です。
今日も記事をご覧いただきありがとうございます!!
今日は、トレーニングしている方からよくいただく質問についてのお話です。
「ベンチは何キロ挙げるんですか?」
先にお断りをしておきますが、この質問に対して決して否定的な感情をもっているわけではありませんので、ご了承ください。
それを前提に読み進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。
この質問は、男性がよくされると思います。
質問をされれば、僕はふつうに答えます。
しかし、聞かれることに対していつも疑問に思います。
一般の方は別として、トレーニングをある程度やっている方が質問をされることに対してですね。
というのも、ベンチプレスはトレーニングのBIG3という代表的な種目の一つなので、トレーニングの一つの指標になるのかと思いますが、なぜベンチプレスなのか理由が分からないんですよね。
どうして同じBIG3のうちのキングオブエクササイズと呼ばれるスクワットや、同じくGIG3のデッドリフトというかクリーンの下肢から全身への連動性や爆発力をトレーニングする種目ではなく、ベンチプレスを選んで質問をされるのかなのと。
くどいようですが、質問をされることを否定しているのではなく、ただただ質問の理由や意図がわからないだけなんです。
そもそも、僕は体作りのためにトレーニングをしていくうえで、ベンチプレスはなくてもいいと思っているくらいです。
ベンチプレスを中心にトレーニングメニューを組み立てるときもありますが、それは稀で、違う時の方が圧倒的に多いですからね。
ベンチプレスは、上半身のトレーニングの中で高重量を扱うのに適した種目で、メカニカルストレスを与えることに対してとても有効です。
しかし、トレーニングは重量を扱うだけではなく、関節可動域を広げるためや、筋肉の収縮位や伸長位でストレスをかける、高回数で血流を促す、筋肉の連動性を高めるなど様々な目的がありますからね。
ベンチプレスの重量にしても、パワーリフティングで考えると、ギア有りとギア無しで部門が分かれていますし、可動域や尻浮きなどの姿勢で挙上重量は大きく変わります。
それにも関わらず、どうして「ベンチは何キロ挙げるんですか?」と多くの人が質問をされるのか疑問です。
トレーニングをする人の間で交わされる、挨拶のようなものなのでしょうか。
それならそれでいいのかもしれませんが、挨拶にしては、マウントを取り合うようなことがあったり、どちらかが劣等感を感じるなどしてコミュニケーションを円滑にする方法としいてはあまり適切ではないと思います。
挙上重量という数値に価値があると思われる方は、それはそれでいいと思います。
しかし僕はそれよりも、トレーニングをして筋力や体力に自信が得るなどして、人に対して優しく接したり、精神的に余裕があって常に笑顔でいるように、自分の機嫌は自分で整えられて、人を安心させる心の強さの方が価値があると思います。
ですから、僕は「ベンチは何キロ挙げるんですか?」という質問は基本的にしないですね。
ちなみに僕は、今はそんなに挙がりませんが、ボディビル競技をやっていた頃は、体重75kg程度でノーギア、尻浮きしないで、胸まで下ろしたフォームでMAX125kg程度という微妙な重量(笑)
ということで、今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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