攻めに転じる。
この写真はこないだの湘南散歩で撮影したもの。
ゲリラでお声がけさせていただき、撮影した。
合計3組の方々を撮影したわけだけど、ある思いが込み上げてきた。
カメラを向けて、シャッターを切るわけだけど、一人一人に表情の変化がある。はじめは慣れない感じなのだけど、次第に変化が出てきて最後には本当に本当にたくさん笑いながら撮影をする。
色んな角度、色んなポーズ、歩いてもらったり、スキップ、ジャンプなど色んな指示をさせてもらう。すると、こんなふうに撮れるんだ!
と驚いてもらい、顔が朗らかになっていく。
ふと、思う。
写真は「点」、つまり一瞬を残す。この人たちのこのくだけた表情を「短い線」にして残せたら素敵だなって。それをお渡ししたらもっと喜んでもらえるのではないか。ぼくは去年から動画編集も独学だけど学んできた。YouTubeにもアップロードして最低限の作業はできる。これを組み合わせられないか。
クリエイターというには力不足だけど、いま磨いている写真の技術を合わせれば、ショート動画として渡せるようになるし、撮影体験としても奥行きがでるのではないか。
写真はぼくが両親を認識した大きなものだけど、動きが実際にある動画を作ることにも意義はあるのではないか。
ぼくは決心した。
もっと攻めよう。
実際、お金はない。一応、6月のボーナスが出た時にキャッシャは少しプラスになる。ただ、この不確実性の高い時代で東京はいまにも緊急事態宣言が再発令されようとしている最中、この判断は揶揄されるかもしれない。でもこの時間を使って家でだって練習はできるし、アクションはするべきだと思った。
だから思い切ってスタビライザーを購入した。
ジンバルともいわれる撮影器具なのだけど、これをつかうことでヌメッとしてなめらかな動画が撮影できる。カメラは現在使用しているSONYのα7ⅲ。僕にとってはまたまた大きな買い物だけど、勇気を出してまたさらに一歩ふみだした。リスクしかないことのように、思う自分もいなくはないのだが、厳しい状況の時にこそ、リスクを取るべきだとも思った。
今日の夜、機材が家に届く。
明日の朝一に公園へ行き、撮影練習を行い、土日に予定している撮影4本で実践することにする。はじめは全部失敗するかもしれない。でも。怖くない。被写体のみなさんには、はじめご満足いただける結果にならないとは思うけど、ベストは尽くすと約束できる。
失敗を乗り越えて、”良いもの”をつくる
もう少し先の未来に、「ここまでのを作るのに努力と失敗をたくさんしたんだな」とそう思ってもらえるような作品をカメラも、動画(ショート動画)も創っていきたい。
おれ、がんばれ。