遠位型頚椎症性筋萎縮症(CSA)
2023年プロ野球日本シリーズ第6戦。なんと阪神タイガースが逆転負けで第7戦までもつれることになってしまった。これは想定外。今日2023年11月5日、阪神タイガースが劇的に勝利することを願っている。
アレのアレに向けて。あと一つ。
さて、本日のnoteどうぞ。
テーマは本noteの主テーマである「痛み」に関する「遠位型頚椎症性筋萎縮症」についてである。面白いことにこれだけインターネットに情報が溢れている時代にもかかわらず、ほとんど情報がない。マスを狙ったnoteではないため長文失礼申し上げ候。
本日は以下目次に沿って情報を公開する。
遠位型頚椎症性筋萎縮症とは
遠位型頚椎症性筋萎縮症
上記リンクが唯一論文としてまとめられたものである。現在、帝京大学医学部附属病院脳神経内科所属の「園生雅弘」医師によるものだ。頚椎症性筋萎縮症に関しては日本でも有数の専門医のようである。
youtubeにも園生先生が登場する動画があるので興味があれば見ていただきたい。
しびれ・脱力 〜神経筋電気診断センター〜帝京大学医学部付属病院
私も横浜労災病院に通院中に園生先生を紹介され、針筋電図検査、神経伝導検査をおこない、「遠位型頚椎症性筋萎縮症」と確定診断を受けた。
当該論文には「遠位型頚椎症性筋萎縮症」について以下のとおり説明している。長いが引用する。
遠位型は手の限局的な筋力低下が主症状である。上記引用に記載のとおりいまだ機序が不明な点が多く、現在でも複数の大学病院で臨床研究が継続されている。
杏林大学医学部付属病院、帝京大学医学部付属病院などである。
杏林大学医学附属病院の臨床研究資料には以下記述がある。
また、帝京大学医学部付属病院の臨床研究資料には以下記述がある。
そもそも、遠位型頚椎症性筋萎縮症とは、大きい括りでいえば頚椎症性筋萎縮症(CSA:cervical spondylotic amyotrophy)が正式病名で、それに2パターン(遠位型・近位型)ある。インターネット上には近位型(通称:Keegan型頚椎症あるいは解離性運動麻痺(dissociated motor loss))についての情報が多く、遠位型の認識が非常に低いことが患者を不安にさせる一因であることは疑いようがない。何度も繰り返すが遠位型罹患者の体験記は皆無である。そのためドクターショッピングを繰り返す人が多い疾患といえる。
CSAとは、頚椎症が原因で、感覚障害や長経路徴候をほとんど伴わず、上肢の下位運動ニューロン障害を主徴として呈する症例群の総称をいう。
それこそ「頚椎症による神経疾患」であり、進行性の難病・筋萎縮症性側索硬化症(ALS)や、痛みに引き続き通常上肢の麻痺と筋萎縮を急性に生ずる神経痛性筋萎縮症(NA)、後骨間麻痺などの疾患と誤診しないように細心の注意をしながら確定診断しなければならない非常に鑑別診断が難しい疾患の一つといえる。したがって、頚椎MRIによる画像診断のみでは絶対に判別できない病気なのである。
遠位型頚椎症性筋萎縮症との確定診断を受けるまでの経緯
今後のnoteでも後述予定だが簡単に経緯をまとめる。
2000.〇.〇
大学1年時に野球サークル練習中に1塁から2塁に盗塁して腰痛発症(これから自分の腰痛人生が始まった)
保存療法にて腰痛とともに生きる。
2017.11.10
弘前記念病院で腰椎椎間板ヘルニアLOVE法による手術実施
(手術後に病院ベッドにて首痛発症:ここからしんどい首痛人生が始まった)
2017.11.27
弘前記念病院で頚椎MRI検査実施し、主治医から「マッチ棒くらいのヘルニアがあるね(C6/C7)。自分も頚椎ヘルニアで手術した。10年間我慢したけどだめだった。今は快適だ。ヘルニアは大きさじゃない。症状が第一だ。まずは保存治療だね。」
2018.12.07
退院
2019.06.02
ゴルフにより全身痛発症(これ以来24時間痛みを伴う慢性疼痛となる)人間にとってこんなに苦しい生き地獄があるとは知らなかった。
2018.06.03~2018.07.23
ありとあらゆる病院をドクターショッピング
整形外科、精神科、心療内科(よくならず)
大量の薬にめまいがした。
2018.07.24
QOL低下および痛みに耐え切れず八戸平和病院麻酔科・ペインクリニックを受診(窪田武医師:私の人生を変えた第1の名医)
ATV青森テレビ「テレビ診察室」『ペインクリニックについて』平成30年12月23日(日)放送
2018.08.01~2018.08.10
集中治療のため入院療養(主な治療はリハビリ、ブロック注射(腰・首))
(24時間の痛みは軽減するもQOL向上には寄与せず)
2018.09.28
埒が明かないため窪田武医師が信頼する出身大学の精神科医やなぎまちストレスクリニック(青森市)篠﨑先生への紹介状を書いてもらい受診(第2の名医:篠﨑直子医師との出会いが人生を変えた)。
HPの病院紹介のメッセージがぐっと心に刺さった。これは間違っていなかった。noteのタイトルは間違いなく篠﨑先生から影響を受けている。
2018.10.01~2019.01.30
青森県青森市の「やなぎまちストレスクリニック」に2週間に1回通院して投薬療法およびトリガーポイント注射治療を実施するとともに、篠﨑医師自身もお世話になった青森県三沢市の「あおぞらはり灸整骨院」への1週間に1回の通院を開始。
ちなみに篠﨑医師からは「線維筋痛症の一歩手前であり治療継続で寛解するよ」との診断。信じる。
またあおぞらはり灸整骨院院長・桑野先生からは「大丈夫だよ。無理がたたって体が悲鳴を上げているんだよ。労わっていこう」と助言を受けた。信じる。
※やなぎまちストレスクリニックのgoogleの口コミは散々だが無視すること。口コミなんてまじうんこだ!!けっ!
①投薬
トラマール、サインバルタ、リボトリールにて継続投薬
②トリガーポイント注射
参考URL:かわたペインクリニック トリガーポイント注射について
通院のたびに篠﨑先生による注射治療を受ける。全身に50回~100回程度少量の麻酔薬を注射する(トリガーポイント注射は石川県小松市の整形外科医・加茂淳氏が推奨 ※左記サイトは一見の価値あり)
③鍼灸治療
基本的には鍼治療。そして灸治療、たまにカッピング。
人生初めて東洋医学にお世話になったが間違いなく効果がある。もちろん即効性はない。
桑野先生からは、「今の治療は3か月に効果が出てくる。体はちゃんと反応してくれる。だから焦らず、信じること。それが寛解へのステップだよ」と言われて「信じることにした」⇒間違っていなかった。
2019.02~
東京八重洲クリニック岡寛医師に転院し治療継続
2019.10~
治療継続も突然肩が上がらなくなる。痛みは軽減。
2020.3~
症状改善せず、石川県のトリガーポイントに詳しい加茂先生にWEB相談し、東京都葛飾区新小岩にある「新小岩わたなべクリニック」を紹介され受診。受診して速攻で「頚椎症性脊髄症疑い」と診断され「速やかに大きな病院を受診するように」との指示。そして「横浜労災病院」を紹介される。
2020.4~
横浜労災病院受診し精密検査(MRI・レントゲン)・触診を実施。結果「頚椎症性筋萎縮症」との診断。その後更なる詳細検査のため例の帝京大学園生先生の神経内科検査を受診し「頚椎症性筋萎縮症」との確定診断となる。
定期通院するも治らず、転院を決意。
2020.12
稲波・脊椎関節病院で「頚椎前方除圧固定術」を実施。
頚椎症性筋萎縮症の情報を掲載するサイト
数少ないサイトを掲載する。これだけまとまった情報はおそらくないと思う(貴重であると自画自賛)。5年程度当該疾患に悩むとヘビーでアクセスして気を紛らわせるサイトともいえる。何度見たことか。そうか現在進行形か。
①病院・大学サイト
・川崎市立川崎病院
頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症・頚椎症性筋萎縮症について
・総合せき損センター
頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、 頚椎症性神経根症、頚椎症性筋萎縮症、頚椎後縦靭帯骨化症
・東京医科歯科大学整形外科
脊椎疾患
・とよだ整形外科クリニック
第88回 頚部、肩周囲の激痛から肩挙上困難になる時何を疑うか?
―神経痛性筋萎縮症と頚椎症性筋萎縮症―
・頚椎症の治療
臨床神経学雑誌「頚椎症の治療」
・医療法人「志匠会」
頚椎症性神経根症について
頚椎手術ではその界隈では知らない人はいない超有名病院。
・九段坂病院
整形外科手術実績「頚椎症性筋萎縮症」
こちらも超有名病院。
・こまつ鍼灸院(株式会社キュアハンズ)
頚椎症性筋萎縮症について
私も通ったことがある界隈で有名な鍼灸院。小松式高麗手指鍼による東洋医学治療鍼灸院。かなり特殊な治療法であるが、自分は「大きな病院を受診してみてもらった方がよい」と言われて真剣に手術治療に舵を切った。手術に傾いたきっかけを作ってくれた鍼灸院(第三の名医)。
②民間サイト
・医学事始
頸椎症性筋萎縮症 CSA: cervical spondylotic amyotrophy
・福岡の弁護士による後遺障害・等級認定サポート
後遺障害事例>脊髄の前角障害、前根障害(せきずいのぜんかくしょうがい、ぜんこんしょうがい)
・西デザインコンサルティング
頚椎症性筋萎縮症の保存療法による克服とスポーツの継続
近位型頚椎症性筋萎縮症に罹患されている方の稀有な体験記ブログ。ゴルフ、釣が趣味で罹患されながらも元気に生活されている。素晴らしい体験記である。悩んだ結果、保存療法を選択している。
ゴルフ、釣りは毎週のようにやられていて都度感想を書いて公開している。
言葉が出ないくらい尊敬する。
・頚椎症性筋萎縮症で腕が上がらなくてもゴルフを楽しむ日記|千葉のコース(毎週更新)
・トリックサビキでメジナを狙う日記|磯子海釣り施設(毎週更新)
・DJきゃんでぃさんの体験ブログ
頚椎症性筋萎縮症その173 感謝。そして雨。
肩が上がらない近位型頚椎症性筋萎縮症を発症し寛解するまでを綴った貴重なブログ。今は元気になられて完治しているようである。SNS「Ⅹ」も更新中である。DJ関係が専門に留意。
・note「10万人に1人の難病”平山病”【平山病と闘う方へこのメッセージを届けたい】」
”平山病”奮闘記
頚椎症性筋萎縮症とは別疾患だが「平山病」という筋力低下疾患になって手術した経験を赤裸々に公開しているnote。同じような病気に罹患した人でつながるLINEを運営。とても勇気をくれるサイトである。自分も親身に相談に乗ってくれた。感謝しかない。同じ悩みを抱える同志は力になる。
治療方法の選択肢は?
これも後述したいと思いますが、何よりもまずは、「保存療法」です。
基本的に脊椎疾患は自然治癒します。腰・首手術済みの私が言っても説得力ないですが。。
まずは慌てずに自然治癒に期待しましょう。人間の回復力・治癒力は我々の想像を遥かに超えています。動物一???
3か月単位で考えることが重要です。すぐには解決しない。だから楽しいことを考える。ポジティブに考える。それが大切なんです。
ただし手術は全否定しません。しっかりと病変があり症状と一致すれば間違いなく手術により症状は改善するはずです。私が証明しています。その辺はおいおいnoteしましょう。
毎日を元気にするPositiveソング Nelly Furtado -Powerless-
彼女の最初のヒット曲「I'm Like A Bird」を聞いた時は衝撃だった。その後リリースされたこのPowerlessも自分のベクトルとマッチして「ようやくこんな曲が出たか」と思った。当時は邦楽・洋楽ともに日々ヒット曲がリリースされていたように感じる。最近はどうだ。訳がわらない意味不明な洋楽が多いこと多いこと。音楽業界が感動を提供する芸術に回帰することを切に願う。
毎日を元気にするPositiveソング2 ONE OK ROCK-We Are-
映画見ていつも元気にあると思ったらこの曲が流れてた。
元気最高。勇気最高。感動最高。人生最高。
2023年もあと2か月だね。あっという間に人生は終わっちゃうよ~。好きなことしよう。StayPositive!!ではまた。
WE ARE~ WE ARE~。