もし、こういう事が起きたなら。
考えられる可能性を提示しているに過ぎないが、もしかすると、世間というものに潜む不作為の魔物がいるのかも知れない。そんな体験から思いついたフィクショ…
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訪問看護のケーススタディ
こえられない善意の壁 本題に入る前に少しおさらいをしておこう。
登場人物のおさらいと、目的をまずははっきりさせておく。
登場人物→Aさん(生活保護受給者、障害あり、県を越えて市の正式な認可と引越費用を負担してもらい転出したばかり)
不動産会社B(実質的な社員一人、代表取締役のみ、県から居住支援法人の指定を受けている)
福祉事務所C(その地域を管轄する生活保護に関する事務所)
その他(転出
トランクルームに預けて都会から引き取れずにいた荷物がやっと明後日戻ってきます。
取っていたメモなどから、新しく「訪問看護のケーススタディ」を上げようと思います。
以前のマガジン「悪意に満ちた綺麗な不作為」にまとめて行こうと思います。
下流域への正しい落とし方:自治体版③
Aさんは不動産会社Bが事実にない事を伝えていると福祉事務所Cに伝え、その日は家に帰った。
その夜21時頃、不動産会社Bからの着信をAさんは受けた。内容は、相談支援専門員を紹介するというものだった。Aさんは電話番号を告げられ、そこへと電話をした。
そこは確かに一般的な相談支援事業所だった。
Aさんは事の経緯を話すと、相談支援事業所の人からは「あくまで不動産会社Bにはお話は聞きますと言って聞いただ
下流域への正しい落とし方:自治体版②
Aさんは引っ越しの手続きの中で、転居先の自治体で利用できるサービスをインターネットで調べ、転居した後も速やかに訪問看護やヘルパー、転居先でかかる病院等をあらかじめ不動産会社Bに相談した。
不動産会社Bはその要望を受けて転居先の自治体での障害福祉サービスについては手続きが終わっており、安心して来て欲しいとAさんにメールをした。
Aさんが受け取ったメールは、このようなものだった。
「A 様
〇〇