こめさん

ピアノ下手のオジサンがJazzピアノを始めた経験を書いていきます。書き散らし系のブログもやってます。 https://jam-session.club/

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最近の記事

4本ジャ:3度進行はすごく大事

僕の大好きな曲はLullaby Of Birdland。 ツーファイブがメインで構成されている曲だ。調はFマイナー平行調Abメジャー。ありふれた調ではないけれど、転調はないからフラット4つ通しで行ける曲だ。 (ちなみにYoutubeリンクのジョージ・シアリングの演奏はDマイナー&Fメジャー。フラット1つ) でも難しいんだな。これが。 コード進行の展開が早くつまづき易い。ずっと練習してるんだけど、なかなかスムースに左が動かない。 なんで難しいのかと考えてみたら、やっぱ

    • 4本ジャ:寝ながらジャムセッションに備える

      緊急事態宣言のため当面ジャムセッションには行けないことになった。会場オーナーもミュージシャンの方も厳しいことだろう。国には分かりやすい現金サポートを期待したい。来月あたりには何とかなってまたセッションに通いたいのだが。 さて、仕事で忙しい素人ミュージシャンの憧れである。寝ながら上手くなる方法。睡眠時間を利用して練習だ。 んなことできるわけない? まあそう言わず。 一つ目はAdam Neely氏の動画。 メトロノーム聴きながら寝るとリズム感が高上手する可能性があるらし

      • 4本ジャ:スキマ時間でアドリブの訓練

        40過ぎて本気でジャズ。コロナ自粛モードが続く。いつになったらジャムセッションに行けるやら、である。オーナーの方々の気苦労も相当であろう。いっそのこと人数制限&換気休憩を取り入れたら良いのではないかと思うがどうだろう。 さてさて、掲題の件。仕事で1日の大半を拘束される社会人が、いかに効率的にアドリブを鍛えるか。重要な課題である。 例えば楽器の練習はどうか通勤中や休憩中に練習できるとありがたい。イメージトレーニングは無駄ではないどころか、かなり有効なようである。 でも、難

        • 4本ジャ:ポリコードヴォイシングは使える?

          40過ぎて本気でジャズ。技術がないのに難しいことをやりたがるコメさんである。 本番で難しいことをやろうとすると失敗して後で苦しむことになるのであまりいいことじゃない。本番では意識的に簡単なテクニックでアドリブに取り組むべきである。無理してはいけない。(反省) 練習で難しいことにチャレンジするのはOKである。勉強になれば良いのである。 表題のポリコード。コードを重ねたものである。例えばこれ。 弾いてみると確かにカッコいいんだけど、カッコ良過ぎて使いにくい。スイングやポッ

          4本ジャ:好きなコードフォームを決める

          40過ぎて本気でジャズ。 ジャズで大事なのはコードとスケールである。異論は認めない。本件に限っては強気である。他はかなり譲歩して生きている。 ま、コードとスケールをどうやって把握するかが問題なんだけどね。 僕のピアノはかなり下手である。謙遜ではない。セッションに出て「俺が一番上手いな」と思ったことは一度もない。大抵一番下手だ。良くて二番目である。謙遜ではない。大事なことなので(ry それにしては力量に合わないレベルの複雑なコード練習を自分に課しているな、と思うこと

          4本ジャ:好きなコードフォームを決める

          4本ジャ:信じられないくらいゆっくり演奏してみる

          40 過ぎて本気でジャズ。 練習で一番大事なのは続けること。最上級の目的である。異論は認めない。 続けるためには練習が楽しくなければならない。 だから退屈な基礎練ばかりではダメである。(もちろん基礎練が楽しくてしょうがないならそれは結構なことだ) 楽しさを優先して遊び弾きで練習を済ませるのも、続けられるのなら悪いことではない。 しかしながら、基礎練しないと上手くなれない。 練習しても上手くなれないとモチベーションが続かない。だから遊び弾きだけだと続かない。基礎練も

          4本ジャ:信じられないくらいゆっくり演奏してみる

          4本ジャ:敢えて「難しいことをしない」こと

          昨年末からスランプだった。アドリブが楽しくない。一応毎週ジャムセッションには通っていて練習も続けていた。「これだけはやっとけ練習」で書いた運指も少しずつ慣れて進歩は感じられる。でも肝心のジャムセッションが楽しくない。弾いててつまらないし、自分の演奏もつまらない。これが2ヶ月ほど続いた。 ジャムセッションに参加した後も「よかった」結果がない。ということはモチベーションも下がる。 コードは確実に覚えてきてるし、徐々にロストする確率も減ってきている。コードを見てアベイラブルスケ

          4本ジャ:敢えて「難しいことをしない」こと

          4本ジャ:Jazz Sucks!とならないために

          好きなことを勉強するときに英語の資料を使うと英語の勉強にもなって一石二鳥である。読むにしても聞くにしてもモチベーションが違うからね。また海外の音楽学習系のYoutube動画はレベルが高いのだ。 さてさて、上に貼ったのは「サックスの練習が嫌になった」人向けの動画。スラング "suck" を調べると「最悪」「苦手」「つまらない」などが引っかかるけどYoutubeを見ててもしっくりこない。「うんざり!」「嫌だ!」あたりがハマる気がする。 まあそれはともかくJazz始めるといずれ

          4本ジャ:Jazz Sucks!とならないために

          4本ジャ:これだけはやっとけ練習

          40過ぎて本気でジャズ。 以下、僕の「これだけはやっとけ練習」のご紹介である。 練習やる気がしない時がある。というかしょっちゅうである。特にセッションに参加した翌日、下手すれば2、3日間はそうかな。 そういう時のために「何もしないよりもマシ。少しでも練習しよう」用の最低限練習を準備しておくとよい。上手くはならないけど劣化はしない。いや、慎重にやれば上手くなるかもしれない。興が乗ればそのままレパートリー練習に入れるかもしれない。 大雑把にいえばスケールとコード。これに尽

          4本ジャ:これだけはやっとけ練習

          4本ジャ:ジャムセッションに参加できる最低限の技術

          以前、同じテーマの記事では 「ピアノなら右手でメロディ、左手でコードが弾ける程度の技術があればジャムセッションに参加できる」 と書いた。 今でも間違いではないとは思うが、何となく「違うなあ、何か足りないなあ」と思っていた。 「右手でメロディ、左手コード」 ウィントン・ケリーだってレッド・ガーランドだってキース・ジャレットだってチック・コリアだってピアノ始めて3年目の小学生だって「右手でメロディ、左手コード」で演奏する。一概には言えない。 最近気がついた。 大事な

          4本ジャ:ジャムセッションに参加できる最低限の技術

          4本ジャ:イントロ研究

          40過ぎて本気でジャズ。本日はKent HewittさんのYoutube Vlogを参考にイントロを検討する。人のふんどしで相撲を取るというやつだ。なかなか下品な例えだ。言い得て妙である。 ジャズを始めたばかりなら前にも書いた通りイントロにこだわる必要はない。イントロを考えて、イントロの練習をする時間があれば、251とかコード+メロディ+メトロノーム練習をすべきである。イントロはバンプ(同じコードの繰り返し)とか、曲のラスト8小節を繰り出すだけで十分。(もちろんメロディもそ

          4本ジャ:イントロ研究

          4本ジャ:絶対音感は役に立たない。多分。

          あまり強力ではないが、絶対音感を持っている。 中〜高音域で、ピアノの白鍵の範囲(Cメジャースケール)であれば、突然「ポーン」と音を出されても9割以上当てられると思う。 黒鍵、低音だと確率は下がる。 ピアノの曲を聴いていて、キーがC、F、Bb、G、Dメジャーあたりならほぼ音を特定しながら聞き取れるけれど、Ab、Db、Gb、Bメジャーあたりは混乱することが多い。ピアノ以外(特に管楽器)は聴きとるのが難しい。ということは耳コピする時は結局音を探りながら。スピードは遅い。絶対音

          4本ジャ:絶対音感は役に立たない。多分。

          4本ジャ:曲のコードが覚えられるようになってきた

          40過ぎて本気でジャズ。 枯葉で苦しんでいるときに、コードを覚えようとしたことがあった。でも、ダメだった。覚えられない。コード記号は記憶できる。「Cm7の次はF7。次がBb^7で、えーと次はEb^7?あれ?次は・・・Am7(b5)??OK。正しい」。これではアドリブはできない。間に合わない。 ジャズ歴の長い人は十曲以上は見ずに弾けるらしい。記号で覚えてるわけがない。ダメだこりゃ。やり方が違うのだろう。僕に何かが足りない。技術?多分ね。それと抽象化か。4小節がFメジャーの2

          4本ジャ:曲のコードが覚えられるようになってきた

          4本ジャ:Circle Of Fourthのパワー!

          40過ぎて本気でジャズ。Circle Of Fifth とか Circle Of Fourth という概念がある。4度圏とか5度圏と訳される。図にすると簡単で、Cを頭に完全4度(完全5度)を並べていくだけ。これで12音が網羅できる。 上は4度圏の図。逆回転させれば5度圏になる。本質的な違いはないと思う。ジャズは251とか736とか3625と進行することが多い。時計回りになるから4度圏の図の方が読みやすい。 この図から色々な情報が読み取れて面白いのだが、今回僕が気がついたの

          4本ジャ:Circle Of Fourthのパワー!

          4本ジャ:楽器学習ファクトフルネス

          ファクトフルネスという本を、英語の勉強も兼ねて原書で読んだ。良い本であった。自分の世界観をバージョンアップしてくれた。それから巷に氾濫する情報に立ち向かう基本的戦略を確認できた。 現在進行形で世界観を構築している10代、20代の人が読んでもピンとこないかもしれないね。彼らの頭が固くなった頃、もう一度柔らかく戻してくれる本があればいいけど。 この本が言いたいことはすごくシンプルでまともだ。 悪いことばかり目につくけれど、世の中良くなってることも多い。情報と本能に踊らされず

          4本ジャ:楽器学習ファクトフルネス

          4本ジャ:ジャズ習熟のステップ

          40過ぎて本気でジャズ。 Blogとnoteを始めた理由の一つは「ジャズが上手くなっていく過程を残すこと」だった。 何故か。ジャズの先生や上級者に「どうやったら上手くなりますか?」と聞いても、彼(彼女)らには答えられないか、答えたとしても今の彼(彼女)らのレベルのマインドセットや練習内容で、初心者にはあまり役に立たないからだ。多分彼らは上達ステップを意識しないまま上手くなったのだ。 だから僕は、初心者から足掻きながら練習し、効いた/効かなかった練習、ブレークスルー、「上

          4本ジャ:ジャズ習熟のステップ