落語(57)八百善茶漬け
◎江戸時代後期にも現代と同じく空前の食ブームというのがあったそうです。作る際も食べる際も食材や調理法にこだわるのはいつの時代も変わらないようです。そうなりますと、いわゆる『食通』なる者も当然出てくるわけでありまして。 今回のお話は『江戸版ミシュランガイド』の調査員のような二人が、ひょんなことから浅草は山谷にあります八百善という超こだわりの三ツ星料理店に潜入するところから始まりまして…。
通1「うぇーい、ヒック…いやぁ、呑んだ呑んだ」
通2「だな。もう、今小便したら呑んだ酒