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#日常短歌

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なんでもない、ふとしたこと。想像の世界のこと。妄想をしてみたこと。理想と現実と葛藤と頭の中と心の中。混ぜ込みごはん。
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2024年6月の記事一覧

転生後花から炭へ香り変え寝返り転がる串を眺める



(美容院で髪質改善トリートメントをした帰り道、美味しそうな香りがしたので、焼き鳥を買って帰ることに。注文をしてから焼いてくれるのだが、焼くまでの間、道路の端で待ちながら、串を眺めている。おしゃれな香りから、美味しい匂いに笑)

嘘だってわかっているけど受け入れて認める私は何なんだ


(嘘ついてるってわかっているけど、仕方ないなとか、嘘だとわかっているけど肯定しちゃう私とか、許せないことも許しちゃったりする私って何なんだとか。生徒に平気で嘘を言う先生って結構いて、生徒と先生との間に挟まれて悩んじゃう。)

抱きしめて抱きしめすぎて締めすぎる空気も抱くよゆるめる勇気



(仕事でも来恋愛でも友情でも親子でも、大切にすればするほど自分のエゴで締め付けて縛り付けちゃってることってあるよね。相手の周りにある目には見えない人間関係や物事までマルっと大切にできたらいいんだけどな。)


コンセント向きと並びとプラグの形噛み合うことない会話のようで



(延長コードのコンセント部分とプラグの形ってたまに思うようにいかないことありません?充電プラグがちょっと大きくて、隣のコンセントの穴の部分塞いじゃう…みたいな。何か言おうとして、上から言葉被せてくるみたいな。)

気がつけば音と数に沼りだす言葉並べて上の空だわ


(時間が経つのも忘れ、降りる駅を過ぎ、買うものを買わずに店を出て、いつもと違う道をあるく。たまには囚われることも気持ちいい。音のリズムと、数の合わせと、言葉の入れ替えを頭の中で繰り返す時、私はどんな顔をしているのだろう)

春すぎて えっ!夏来たの!?
もふもふの 毛布干すてふ 鉄の山々


(春すぎて…を真似て現代風に。昔のように「夏かぁ」ではなく、「え?夏来ちゃったの?衣替え!!」という具合にアパートやマンションのベランダに並ぶ、もふもふ毛布。これを風流と言う未来が来るのだろうか。)

前髪がうねって知らせる「梅雨だよん」ついに来たかとストパー予約



(雨の匂いは好きだけど、ジメジメベトベト髪の毛うねうねは苦手なんです。今年もこの時期がきたのかーと、湿度に抗うべく美容室へ。)