眠れなくなるからココアにするという 君と朝までしゃべっていたい #日常短歌
セブンティーンアイスの自販機くらいに誰かの心のオアシスでいたい #日常短歌
「いらっしゃい」声のトーンでもう決めた 私はここにもう一度来る #日常短歌
履歴書に書けないような長所ばかり浮かぶわたしはそういう人です #日常短歌
たまにだけ かわいい小さな花束を もらえるような人生がいい #日常短歌
半チャーハン はんぶんこして食べたから 半半チャーハン じゃんって笑った #日常短歌
言わなくてもよかった言葉を毛糸にして 編んだら立派なセーターになる #日常短歌
落ち込んだときに必ず聴くラジオ もってる私はつよい星の子 #日常短歌
白黒の白だけ踏んで渡ってく親に内緒で私も跳んだ
私、いる? 聞くなんて野暮 わかってる。 私の中に あなたはいるのに。 (自分の居場所は相手の心の中にあるのだと、わかっているけれど、信じる力が弱くなっちゃう時あるよね。大人も、生徒も、おんなじなんだよね。)
幸せは小さいピース集めるのお手本のない終わらぬパズル
夏の夜に 置き忘れたら 楽なのに 醒めない夢と 縒れたルージュを
「読みたい」の 貯蓄は増えて いくばかり 逆算なんかじゃ 生きられなくて (生きている間にあとどれくらい本を読めるのだろうか。)
画面越し元気でいてねと呟けど エピローグまでアーカイブする (言葉たちを見つめていたら、会いたくなるから。見なければ、思い出すこともないから。なんかこんな感じの歌詞あったなと思い出す。)
神様に こっそり告げる 秘密だよ 涙束ねて 押し花にした
待ってるよ 君の本音を 聞くまでは 言えるわけない 聞けるわけない (期待した答え、予想した答えが出てこなくても、どんなに時間がかかっても、待つよ。待つ。私から話したら、そこで全部終わってしまいそうで。言葉って難しいね。)
さみしさの 獣を内に 飼い慣らし 君は笑顔で 罪を重ねる (遠い誰かの話かと思ったくらい、受け止められなかった。まだ生暖かいドロっとした気持ちを、私に打ち明けてくれてありがとう。一緒に串刺しにしたい気持ちだよ。私は君の味方だよ。)
去ってゆく「さよなら」置いた助手席がまた右手から来てはくれぬか
この胸に 優しい色が 生まれたの 私と描く 筆をあげるよ
コンセント向きと並びとプラグの形噛み合うことない会話のようで (延長コードのコンセント部分とプラグの形ってたまに思うようにいかないことありません?充電プラグがちょっと大きくて、隣のコンセントの穴の部分塞いじゃう…みたいな。何か言おうとして、上から言葉被せてくるみたいな。)
抱きしめて抱きしめすぎて締めすぎる空気も抱くよゆるめる勇気 (仕事でも来恋愛でも友情でも親子でも、大切にすればするほど自分のエゴで締め付けて縛り付けちゃってることってあるよね。相手の周りにある目には見えない人間関係や物事までマルっと大切にできたらいいんだけどな。)
百年の恋が覚めたらレンジでチンして一人で食べる肉まん #日常短歌