【大人の発達障害の悩み】ASDのお父さんに見られるトラブル「思い通りにならないとパニックを起こす」
「心のストレッチルーム」前田泰章です。
当ルームのカウンセリングは、話を聴くだけではない問題解決型です。
📢このnoteでは、日本ではさほど主流ではない「問題解決型カウンセリング」をより多くの方に知ってもらいたく、情報発信をしています。
🍀大人の発達障害のカウンセリングを受ける方が急増
近年、「大人の発達障害」というワードがメディアに取り上げられ、注目を集めています。
当ルームでも発達障害の生きづらさを抱え、カウンセリングを受けられる方が数年前と比べて急増しています。
具体的には、
発達障害の診断は受けたものの、この先どうしたらいいのか分からない。
学生時代に発達障害の診断を受け、薬物療法を続けているが生きづらさが緩和されない。
発達障害の診断は受けていないけど、職場や家族間で生きづらい。病院に行ったほうがいいのか? それともカウンセリングでよくなるのか?
といったご相談です。
このnoteでも「大人の発達障害」をテーマとした記事をときどき投稿してまいりますので、参考にしていただければ幸いです。
今回は、思い通りにならないとパニックを起こすASD(自閉症スペクトラム障害)のお父さんによく見られるトラブルをご紹介します。
🍀思い通りにならないとパニックを起こす
いつもは穏やかなのに急に大声を出したり、思い通りにならないとキレたり、反抗的な態度をとってしまうことがあります。
ASDの人は、自分が正しいと思ったら、周囲に関係なく自分の思ったとおりに行動するという行動原理があります。
周囲からどう思われようと、本人は「これが正解」と思っているので、その行動を変えさせたり、止めさせたりするのは困難な場合があります。
また、急な予定の変更に柔軟に対応することが苦手なため、会議時間が変わったり、相手の都合で商談が延期になったりすると、パニックを起こしてしまうことがあります。
ADHDが併存している場合、衝動性の特性から感情をうまくコントロールできないため、仕事中にイライラして急に大声を出したり、上司の注意にキレて怒り出したり、その感情を同僚にぶつけるなどして、「アブない人」と評価されてしまう場合があります。
こうしたことが原因となって仕事が長続きせず、転職を繰り返しがちなのも、特性のある人によく見られる傾向です。
発達障害は、生まれつき持っている特性です。
それは大人になっても変わることはありません。
*医学的な見解です。
*特性によっては、ソーシャルスキルトレーニングをおこなうことで傾向が緩和されることはあります。
また、子どものころに気づかれないまま大人になり、就職、結婚、子育てなどさまざまなライフステージの中で発達障害が明らかになる場合も少なくありません。
もし、お父さんに特性がある場合、家族はざまざまな困難を抱える可能性があります。
🍀生きづらさを緩和するために
「大人の発達障害」において、生きづらさを緩和するためには、診断を受けるだけではなく、自己理解を深めていく作業やソーシャルスキルトレーニングが重要です。
当ルームでおこなう問題解決型カウンセリングは、30種類以上の心理療法を取り入れ、ひとり一人の特性に合わせておこなうため、短期間のうちに高い効果が期待できます。
*心理療法=ソーシャルスキルトレーニング
大人の発達障害のカウンセリングはこちら
*大人の発達障害のカウンセリングをご検討されている方は、個別の事前相談(オンライン)をお受けいただけます。詳細はこちらをご覧ください。
🔻大人の発達障害「診断のその先」を考える7日間の無料メールレターも参考になると思います。
📢この記事を書いたひとはこんな人
【参考文献】
・親と子どもの関係を良好にする”家族療法”のすすめ 発達障害を家族で乗り越える本(河出書房新社) 監修:宮尾益知
・「なんとなく生きづらい」がフッとなくなるノート(クロスメディア・パブリッシング)著:前田泰章
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