夢じゃない、今を掴め。タフティ流、人生を自在に操る方法【読書感想】
「この本、読んだ瞬間から人生の台本をビリビリに破りたくなる!」
ねえ、人生が「映画」みたいだって思ったことある?
しかも、その映画を自分で作れるって知ってた?
いや、あなたが監督なんじゃない。
もっと言えば、映画の登場人物そのもの。
でも、その映画を切り替える力は持っているんだ。
それが「タフティ・ザ・プリーステス」の教え。
ちょっと不思議でエッジの効いた世界観を持つタフティが、私たちに教えてくれるのは「現実をどうやって操れるか」ってこと。
「タフティ・ザ・プリーステス」ってどんな本?
「タフティ・ザ・プリーステス」は、現実創造に関する革命的なメソッドを教えてくれる一冊。
辛口で毒舌、でも愛のあるタフティが、私たちが日々の生活で無意識に従っている「人生のシナリオ」から解放される方法を教えてくれる。
この本は、現実をただの結果として見るのではなく、今この瞬間にしか存在しない「一コマ」として捉えることから始まる。
現実って、起きたことやこれから起こることじゃない。「一度きりの今、この瞬間」なんだよね。
だから、未来の成功も今の失敗も、すべて自分が今どうするかで変わってくるわけ。
目覚めよ、そして映画を変えろ
タフティの教えで特に面白いのが「目覚めている自分」と「眠っている自分」を区別するって話。
大半の人は、自分の意思で動いてると思い込んでるけど、実際にはそうじゃない。ほとんどが「台本」に従って動いているんだって。
これが何か?それは、社会や周りの期待、あなたの無意識の習慣が書いた台本であり、あなた自身のものじゃない。
でも、タフティが言うには、自分の「プレゼンス(気づいた状態)」に戻ることで、その台本を一瞬だけ切り替えることができるんだよ。
映画が用意したストーリーをそのまま歩むのではなく、あなたが次のコマを意識的に選べばいい。
例えば、何かうまくいかなかった時、普通なら落ち込んだり、怒ったりするよね。
でも、タフティ流では、そんな時こそ
「アドバンテージ!」
と叫んで、その失敗すらも自分の成長のチャンスとして使っていくんだ。
ちなみに「アドバンテージ!」っていうのは、タフティが提案する
「失敗や困難をプラスに転換するためのチャンス」
ってことなんだよね。
普通なら嫌だなって思うような状況でも、それを「成長の糧にする」と考えるってわけ。
いわば、逆境を活かして自分のために利用する力。
つまり「優位性」や「利点」って意味で使っているんだ。
日本語に置き換えるなら、
「有利にする!」
とか
「これがチャンスだ!」
って感じかな。
失敗を単なる失敗とせず、成功のステップに変えるための「一手」ってニュアンスだね。
これ、ただのポジティブシンキングとは違う。現実を意識的に選んでいくアクティブな行為なんだよ。
三つ編みが示すパワーの本質
この本のもう一つのユニークな要素が「三つ編み」の話。
タフティは「三つ編み」を使って現実をコントロールできるって言うんだ。これ、ただの髪の毛の話じゃないよ。
三つ編みは、私たちの「外部センター」と呼ばれるエネルギー源とつながっていて、その力を使うことで、映画の中で自由に動けるようになるんだって。
これは、エゴや自我ではなく、外部の力で現実を操作するための道具なの。
このエネルギーを活用すると、自分が台本に縛られず、映画のコマを切り替えることができる。
現実を変えたければ、まず三つ編みを使ってそのエネルギーにアクセスするんだよ。
自分の思い通りの未来を引き寄せたいなら、この方法を試してみる価値は大いにある。
夢と現実を行き来する技術
この本の中では「夢」の話も多い。
タフティによれば、私たちは夢の中でも現実の中でも、同じように「眠ったまま」動いていることが多いんだ。
例えば、夢の中でマネキンに「あなたは誰ですか?」って聞いても、まともな答えが返ってこないんだって。
それは、夢の中では登場人物たちは自己認識を持たないから。
でも、もし夢の中で「私は今、夢を見ているんだ」と気づけたらどうなる?
現実でも同じことが言えるの。
日々の生活で、自分がどこにいるか、何をしているかを常に意識する。
「今ここ」にいる自分を確認できれば、夢の中で目覚めるように、現実でも「目覚める」ことができるってことなんだよ。
感想まとめ
この本は、自己啓発書とは一線を画す。
単なるポジティブシンキングや努力の結果を待つのではなく、「今、この瞬間」をコントロールすることで現実を創り出すという、かなりアクティブで意識的なアプローチ。
辛口で愛あるタフティの語り口調もユーモアがあって、読むだけでも楽しめる。
でも、注意が必要なのは、この本は「読むだけじゃ意味がない」ってこと。タフティは、「実践しなさい」と何度も言ってる。
読んで理解して終わりじゃなくて、毎日の生活で目を覚まして、意識的に動いて、そして現実を作っていくことが求められる。
それができる人にとっては、この本が指南書として最高の一冊になるはず。
現実が映画なら、あなたはただの登場人物じゃない。目を覚まして、映画そのものを変えられる力を持っている。
さあ、どうする?タフティが差し出す世界に、一歩踏み込んでみない?