毒だと知ってても。
ひんやりと
ゆっくりと
冷たくなっていく
手と足と
指と関節と
何のための
今なのか
知ることは
知ることを
理解せずにいる。
説法の準備と
音読の準備と
解読の準備と
解毒の準備と
かわし逢わせる
交わしあわせる
それでも
まだ
この頭と体は
なにものかに
理解を説明する。
それでいいから。
それでいいから。
何度かの見せあい
それは
毒と知ってても。
まだに知ろうとする。
それが
人間なのか。
それを
人間とするのか。
それではなく。
それは
わたしなのか。
左心房と右心房からなる
ありきたりな
解釈だろう。
ひんやりと
ゆっくりと
冷たくなっていく
手と足と
指と関節と
何のための
今なのか
知ることは
知ることを
理解せずにいる。
ひんやりと
ゆっくりと
冷たくなっていく
手と足と
指と関節と
何のための
今なのか
知ることは
知ることを
理解せずにいる。
それを人間とはしたくない。
ならば
それを
あなたとしよう。
ならば。
安心を手に入れることができる。
ひんやりと
ゆっくりと
冷たくなっていく
手と足と
指と関節と
何のための
今なのか
知ることは
知ることを
理解せずにいる。
それは
あなたの解釈であり。
私の
解釈ではない。
毒だと知ってても。