たぶんそれは厭わない愛しさなんだろう。現代詩。
機械音はなんか
生暖かくなってきた。
それは
オイルなの?
血液なの?
なんなの?
わたしもわからなくなる。
なんなの?
あなた?
わたしは?
なんなの。
確実なものに
ぶら下がりたかくなるが。
そんなことはない。
何故か何故か
なんかなんか
たぶん
それは
厭わない
愛しさなんだろう。
「 」
『 』
それは
カギカッコって
読むんだよ。
それを
教えてあげたくなった。
そんなもんだろう。
それは
好きな人に
賢いと想われたい
だけなんだろう。
騒ぎたくなったから
騒ぎだした心の中
ただ単の
ただ短の
そんなこと。
たぶん
それは
厭わない
愛しさなんだろう。
なんだろう。
なんだろうな。
言葉って
詞って
なんだろう。
なんだろうな。
完全にわからないから。
追い求める正解
そんなの中に
脈を打つ
生
それを
たぶん
リアルに感じながら
生き続ける。
僕らは
僕らを
肯定しながら
否定しながら
また
肯定する
たぶん
それは
厭わない
愛しさなんだろう。
なにもかも。
なにもかも。
たぶん
それは
厭わない
愛しさなんだろう。