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真剣に人事戦略を考える年にしよう

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年もどうやら、少なくとも前半くらいまではコロナの影響で様々な企業活動や社会生活に影響が出そうな状況ですね。ワクチンが出来たらさっさと収束するのかと思いきや、副作用があるという話もあり、今のところさほど大きな成果があがるようには見えません。そうなると企業経営者は、この環境下でいかにして業績をあげていくのかを考えないといけませんし、人事部門は在宅ワークなど新しい仕事環境にマッチする人事施策を考えていかなければ、生き残ることすら危うくなる可能性があります。

私の見るところ、多くの日本企業はこれまで、人事戦略が本当の意味で事業戦略や経営戦略に大きな影響を与えるものという認識が薄かったように思います。口では「人事が大切」、「人材こそわが社の財産」というようなことを言って居ても、実際の行動を見ると人事や人材を本当の意味で大切にしている企業は極めて限られています。

例えばですが、人事に対して割く手間や時間を惜しむ企業、管理職者がいかに多いことか。「評価の手間が面倒」「フィードバックに割く時間がもったいない」「目標設定を何度もやりなおすのは時間の無駄」という言葉を聞いたのは、一度や二度ではありません。それでいて「人事が大切」というのは矛盾しているのですが、そのことに気づかない企業、管理職者も多いのです。

言うまでもなく、事業活動を実際に行動に移し成果をあげるのは人材です。その人材をマネジメントする仕組みが人事であるわけですから、人事の重要さはどれだけ強調しても強調しすぎることはありません。

今年は人事の具体的な考え方や戦略・方針の立て方、制度設計のやり方なども書いていこうと思います。ぜひ今年は、真剣に人事戦略を考えて企業体力を強化する年にしていきましょう。

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