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うつをどう捉え、治していくか

うつになってしまったけど、どうしたらいいかわからない。どうやって治すの?何をしていけばいいんだろう。そもそも治るものなの?そんな悩みをもつかたへ。

今日のポイントは、うつから回復するための大前提は「うつはよくなるものである」と知っておくことである、です。

うつになると、出口のない迷路にはまり込んだような感覚を味わったり、もう治らないんじゃないかどうしたらいいのかわからない、などという思いに捉われたりすることもあるかもしれません。そんな思いに対して、「うつはよくなるものである」と知っておいてほしいのです。うつになったらどうしようもなくなる、ということはありません。
#出口は必ずあります

世の中には、うつを治すための情報がたくさんあります。ポジティブなものからネガティブなものまで、さまざまです。特にネガティブなものには過敏に反応してしまうかもしれません。また、うつを治すためにはこういうことをしたらいいんだよ、という情報もたくさんあります。でも、それらを読んでも、何から始めればいいのかわからない、やってみたけど自分には効果がなさそう、などと悩むこともあるかと思います。

私はうつで休職した当初、下痢が止まらなくなり、身体が動かなくなり、この先どうなるんだろう、これは一体何なんだろうと思いました。もがいても、もがいても回復しない。もがくほど悪くなる感覚さえありました。底を脱し、回復し始めた感覚を覚え始めたときも、本当に社会に戻れるのかと常に不安でした。

ただ、そんな私を支えてくれたのは「うつはよくなる」という考えでした。この言葉で、うつはよくなるんだということを知ったわけです。
人はわからないことに対して不安になりますでも、うつはよくなるものであると知っておけば、よくなるんだったら治療してみようと思えたり、よくなるためにどうすればよいかを考えられたりするようになっていきます

うつはよくなるものであると知り、頭の片隅においておくことが、回復につながると考えています。そのうえで、さまざまな治療やリハビリに取り組んでいってほしいと思っています。

最初から、「うつはよくなる」と強く思わなくても構いません。ときどきその考えに立ち戻ったり、あんな言葉があったなと思い出すことができれば十分です。
そんなのうそだ、治ったから言えるんでしょ、私とは違う、という気持ちもわくかもしれません。そのときは、うそでもいいから、ときどきでいいから、そう思ってみてください。

私の記事には、うつはどうすればよくなるのか、休職中の過ごし方、復職してからの過ごし方などを、私のうつ病体験談や、うつの方への支援の経験をもとに書いています。

私は十年ほど前にうつを発症しました。治療に取り組み、九か月の休職を経て復職。その後、二年ほど働いてから転職し、現在も働いています。復職後もときどき気分や体調が悪くなることがあり、薬の力を借りる時期もありました。ただ、休職には至らず働いています。

「うつはよくなる」ということを頭の片隅においていただき、記事を読んでいただけると、うつがよくなるきっかけをつかみやすくなるのではないかと考えています。
#ご家族やご友人の方がもし読んでくださっていれば
#当事者はこういう気持ちでいるんだという参考にしていただければうれしいです

この記事が少しでもみなさまのお役に立てばうれしく思います。
そして、みなさまのうつが少しでもよくなることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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こじまぐん@あなたのうつ病からの回復スピードを亀からうさぎにします
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