地震のあと、気持ちが落ち着かない方へ

おはようございます。
大きな地震がありました。テレビ、ネット、SNSなど、いろいろな媒体で地震情報が流れています。
メンタルの病気をお持ちで、地震の情報をみて、しんどくなる方が多いのではないかと思います。今朝はそんなあなたへ。

まず、地震の情報からは距離をとりましょう。
地震の情報を得なくても、大丈夫です。
誤解が生じない表現が難しいのですが、身近な方が地震により被災されている場合には、情報がほしいと思います。
ですが、ご自身に近しい方が被災されていない場合、情報を得なくても大丈夫です。ご自身を大切にされてください。

私は地震で被災した経験があります。避難所で一晩ですが過ごしたこともあります。
その経験から言うと、被災した場合、生きることに必死です。だから、めちゃくちゃ言葉を選ばずにいえば、遠くの方にはそこまで心配してもらわなくてもあまり関係がないのです。冷たく言っているのではありません。その瞬間、直後は必死すぎて、自分の近く以外のことなんかほとんどわからないのです。本当にわからないし、必死。
身の安全が確保でき、少し落ち着いたときに、ガス、電気、水道がストップしたり、家や家具が損壊したり、そういう問題にぶつかっていきます。それでも、自分の近くでしか物事を解決するのは難しいから、本当に近くにいる方に助けてもらうことになります。
そして遠くからの支援というのは、実はなかなか行き届きません。私が実際直接助けていただいたのは、自衛隊のお風呂です。物資は全然届かなかった。世の中的にも、実は、直後以外はすぐに忘れ去られてしまうがちなのです。情報そのものの衝撃度が強くなくなるからだと思うんですね。だってもう大丈夫な映像って、みてもそんなに興味もたれないから。でも実際は、落ち着いてからのほうが大変なことも結構あるのですが・・・。

だから、近しい方がいないとか、距離が遠い場合は、すぐに何もしなくて大丈夫。あなたはあなたのこころとからだを整えておいてくださいね。

情報は、正しい顔をしながら、キャッチーな映像を流します。
めちゃくちゃうがった見方、誤解を恐れない言い方をすれば、衝撃の高い映像や画像で、みなさんの気を引こうとします。火事、家や塀の倒壊、散乱した部屋の様子。もちろんそれらは真実ではありますが、全部がそうなっているわけではない。ひどい様子をとにかく映し出すのです。衝撃度が高ければ高いほど、みんな興味をもつからです。
冷たくあれと言いたいわけではありません。被災した方がいるのになんてことを言うのか、と思うかもしれません。だけど、あなたはあなたのこころとからだを整えておいてくださいね。

情報をみて共感したり、心配したりすることだけが、やさしさではありません。そういうあなたこそ、こういうときにこそ、ご自身を大切にされてください。
私は普段から、あまりニュースをみないようにしています。世の中から遅れてしまうと思いつつも、ニュースで知る衝撃的な情報でこころを痛めることがあまりも多いからです。そして実は、そういう生活をしていても案外困りません。知らなくてもいいし、知らないときは誰かの話で知ればいいと思っています。知らないときには、それ何？と聞けばいいやと思っていますし、別にそれでばかにされることなんかもありません。

私たちにできることは限りがあります。
それ自体はよいことでもわるいことでもありません。
直接助けることができる人、遠くから何か助けることができる人、祈ることや願うことができる人、今日の自分を精一杯いきることができる人。
こういうときこそ、あなたの繊細なきもちを大切にされてください。
自分に与えられた命を今日も大事に生きることが、大切なことだと思います。

今日もすてきな一日をお過ごしくださいね。

最後に、私が学びを得ている西任暁子さんのVoicy（音声プラットフォーム）で、今の過ごし方についてのお話がありました。すごく参考になるかと思いますでの、リンクを貼っておきます。無料で聞くことができますので、ぜひ。

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