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「とにかく仕組み化」を読んで考えた、職場に必要な仕組みの力

最近読んだ「とにかく仕組み化」という本に、心に残るフレーズがありました。

「個人を責めるな、仕組みをせめろ」



仕組み化の重要性に気づいた瞬間

これまで、成果が出せないときには、個人の問題に焦点が当たってしまうことがありました。

しかし、本書はその考えを改めるきっかけをくれました。

一人ひとりの強みや課題に対応した仕組みを整え、全員が活かされる環境を作ることこそが、長期的な成功の鍵であると気づかされたのです。

・チームの目標を定め、タスクを分担し、締め切りを徹底して守りながら「ほうれんそう(報・連・相)」で進捗を共有していくことが大切。

・個人の根性や努力だけでなく、仕組みが支えているからこそチーム全体がスムーズに前進できる。

このプロセスが、ただの「形式」ではなく、全員が同じ方向に進むための「土台」だと感じました。

本書ではまた、「プロフェッショナルはルールを決め、線引きし、仕組みを守る」ことが強調されています。

属人化はリスクであり、特定の人にしかできない仕事は組織全体の弱点です。
だからこそ、明確なルールが必要。
時には競争もある環境の中で、こうしたルールが安心感と安定を生むのだと気づきました。


組織における権利と責任のバランス

組織における「権利」についても、本書では興味深い視点が示されています。
権利には「良い権利」と「悪い権利」が存在するという考え方です。

文章として明確に定義された権利は、チームにとって良い力を生み出しますが、曖昧なままの既得権益は組織の成長を妨げます。

さらに、「責任」についても「感覚的な責任感」ではなく、「明文化されたルールを守り、仕組みを運営すること」が本来の意味であると指摘されています。

このシステムに基づいた責任の考え方が、スピードの速い時代において「適応力」を支えるのです。

チーム全体がその仕組みを理解し、共有していればこそ、結果として強い組織が生まれると納得させられました。


仕事はコミュニティ – 組織の一員としての役割

本書を読んで、「会社は仕事をするためのコミュニティ」という視点も非常に印象に残りました。

会社や組織は、仲良し集団ではなく、全員が共通の理念や目的を持って集まっている場所です。

そのため、「あなたの存在が誰かの役に立つ」という感覚が重要であり、その役割を果たすことが「かけがえのない歯車」としての自分の存在意義につながります。

また、会社や組織と、それ以外のコミュニティ(家族、友人、趣味の仲間など)を混同しないことも大切です。

仕事ではプロとしての役割を全うし、貢献し、結果を求める。
そして、どの環境でも適応し、成果を出せる力を身につけることが理想だと感じました。


人を責めず、仕組みを攻めろ

結局のところ、職場や仕事において最も重要なのは、

「とにかく仕組み化」していくこと

結果を重視し、個人のモチベーションや属人的な能力だけに頼らない体制を整えることで、組織全体としても一人ひとりが力を発揮しやすい環境が生まれます。

目の前の仕事に集中しながらも、仕組み化の視点を持つこと。

この本を読んで、日々の仕事に仕組みをどう取り入れるかを改めて見つめ直すきっかけを得ました。

連休明けからの仕事に早速生かしてみようと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました🕊️

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