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ちはるのファーストコンタクト(2018年)

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2018年に書かれたマガジン「ちはるのファーストコンタクト」の記事をすべて収録しました。300本以上あります。
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2018年11月の記事一覧

【本】美馬のゆり編著『未来を創る「プロジェクト学習」のデザイン』:プロジェクト学習の理念とノウハウが詰まった本

木曜日はお勧めの本を紹介しています。 今回は、美馬のゆり編著『未来を創る「プロジェクト学習」のデザイン』(公立はこだて未来大学出版会, 2018)を取り上げます。 ■要約プロジェクト学習を実現するためには、カリキュラムにおける位置づけ、教員のチーム化、プロジェクト学習のデザインが必要である。デザインでは、場のデザイン、テーマの設定、予算、評価が重要である。この本ではこれらを美しい写真や図版とともに実践された具体例を示すことで伝えている。この本で紹介されたプロジェクト学習の

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【研究】多次元で見ることのメリット

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。 前回は、たいていの態度や信念は複雑なことが多いので、それを多次元で測ることが必要であり、そのために複数の質問のセットを作る必要があることを言いました。 複数の質問によって態度や信念を多面的に測るためには、信頼性と妥当性の面から質問項目を精選するというプロセスが必要となります。これはかなり面倒なことです。しかし、それを割り引いても、多次元的に態度や信念を測ることにはメリットがあります。 その1つはプロフィールを描けるとい

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【教える技術】インストラクションは、送り手、受け手、内容、チャンネル、コンテクストからなる

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』を材料に書いています。 https://www.amazon.co.jp/dp/4871882179?tag=chiharunosite-22 前回は、組織においてはインストラクションがコミュニケーションの中心になることを説明した。なぜなら組織においては単なる情報交換ではなく、自分がやりたいことと相手にしてほしいことを伝え、行動を求めることが仕事の中心だか

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【アドラー心理学の実践】#09 “勇気”についての質疑応答

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。10月4日(木)から始まった早稲田大学エクステンションセンター中野校での「アドラー心理学実践講座」(全8回)が終了しました。この連載では、この講座の内容をお伝えしています。講座に参加できなかった方にも、その雰囲気が伝わればいいなと思っています。 今回は、勇気に関連した質問を取り上げます。 [Q1] 勇気に関連して「勇気づけ」とはどういうことでしょうか。 勇気 Courage に対して、「勇気づける」は英語では Encour

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【フリー】放送大学での対面授業で生涯学習を感じる

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問は「Peing 質問箱」からお送りください。匿名で送ることができます。 https://peing.net/kogo 今回は、フリーテーマで書きます。 放送大学沖縄学習センターの授業で沖縄に来ています。テーマはアドラー心理学入門です。28人の放送大学生の方に参加していただきました。いつもそうですが、放送大学の学生は年齢の幅が広く、その中でも40代から60代の人が中心です。こちらとしてはそれが楽しいで

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【経験と感じ】60分くらいの講演のときはチェックインとふりかえりのグループワークではさむ

土曜日は最近の出来事の経験とその感じを書いています。 静岡県立大学の国際関係学部から呼ばれてFD講演をしてきました。参加していただいた先生方、ありがとうございました。国際関係学部以外の学部からも参加していただき、40人超の参加がありました。 今回は全体で75分の時間でしたので、最後の15分を質疑応答に使うとして、実質60分での話をしました。テーマは「学ぶスキルと書くスキルの教え方」でした。 2時間以上の講演ではワークショップ形式でグループワークをたくさん入れるのが私の好

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【雑談】サイボウズLiveの乗り換えはGoogle Classroomで行こう

金曜日は「思うこと/したいこと」のトピックで書いています。 いよいよサイボウズLiveが終了する2019年4月15日が近づいてきました。新年度から乗り換え先でスタートするためには、少し練習しておく必要がありますので、そろそろ乗り換え先を決めなくてはいけません。これまでいくつかの選択肢を試してみました。その結果、Google Classroomで行こうということに決めました。 Classroomに決めたのは、ビジネスグループウェアっぽくなかったからです。無料というのもありま

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【研究】態度や信念を多次元のものとして測る

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。 前回は、態度や信念を測定するための良いものさしには信頼性と妥当性が必要であることを書きました。信頼性とは、測りたいものを安定して測れるかどうかということです。妥当性とは、本当に測りたいものを測れているかということです。 では本当に測りたいものを測るためにどのような工夫が必要でしょうか。前回幸福度を測るために「あなたはどれくらい幸福ですか?」という質問1つだけで測ることの問題点を挙げました。それは回答者によって思い浮かべる

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【教える技術】組織においてはインストラクションがコミュニケーションの中心になる

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』を材料に書いています。 ワーマンがこの本で言っている「インストラクション」とは何だろうか。明らかに学校での授業や教育ではない。学校の中のことではなく、毎日の生活や会社などの組織の中で、相手にしてほしいこと、できるようになってほしいことを伝えるということだ。その証拠にこの本では学校や教育の話がほとんど出てこない。それにもかかわらず、私にはインストラクションと

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【アドラー心理学の実践】#08 “勇気”とは何か

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。10月4日(木)から早稲田大学エクステンションセンター中野校で「アドラー心理学実践講座」(全8回)がスタートしました。この連載では、この講座の内容を同時並行でお伝えしています。講座に参加できない方にも、その雰囲気が伝わればいいなと思っています。 今回は「”勇気”とは何か」というトピックです。 人はそれぞれに人生の課題を宿題のように与えられています。それをライフタスク(Life task)と呼んでいます。ライフタスクは大きく分

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【フリー】授業のデザインと実践は料理に似ている

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問は「Peing 質問箱」からお送りください。匿名で送ることができます。 https://peing.net/kogo 今回は、フリーテーマで書きます。 10月の末くらいから、2年生が3年次にはいるゼミを決めるためのゼミ訪問期間が続いている。今年も例年通り30人くらいの学生の訪問を受ける。最大6人くらいでゼミの説明と面談を同時に行なっている。お見合いのようなものだ。 「なぜ面談に来てくれたか」という

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【経験と感じ】中野エクステンションセンターでのアドラー実践講座が終盤に

土曜日は最近の出来事の経験とその感じを書いています。 10月4日にエクステンションセンター中野校でアドラー実践講座が始まりましたということを書こうとしていたら、もう8回のうちの7回が終わってしまいました。今シーズンも40名弱の方にコンスタントに参加していただいています。 毎回の内容は次のように進んでいます。 第1回 アドラー心理学とはどんな心理学か 第2回 “個人”とは何か 第3回 “勇気”とは何か 第4回 “所属”とは何か 第5回 “感情”とは何か 第6回 “ライフス

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【雑談】”学習” 行動経済学の発想

金曜日は「思うこと/したいこと」のトピックで書いています。 前日に『「ココロ」の経済学』という行動経済学の本を紹介した。これを読んで感じたのは、すでに経済学は心理学になりつつあるということだ。あるいは、新しい経済学(著者のいうエビデンス経済学)は心理学を取り込みつつある。これは同じ頃に、サイモンやトバスキー、カーネマンの理論を、「最先端の心理学」として学んでいた私の感触でもある。いずれ早晩、人間や心を一部に取り込んでいる学問(裁判や法律、道徳や倫理、人工知能など)は全て心理

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【本】依田高典『「ココロ」の経済学』:行動経済学のこれまでとこれからの展開

木曜日はお勧めの本を紹介しています。 今回は依田高典『「ココロ」の経済学』(ちくま新書, 2016)を取り上げます。 ■要約行動経済学はサイモンが「限定合理性(人間の合理性が限定的であること)」を主張して、合理的経済人(ホモエコノミカス)をモデルとしてきた主流派経済学を批判するところからスタートした。カーネマンはそれを引き継ぎ、人間の判断にはバイアスがかかっているけれども、そのバイアスには法則性があることを明らかにした。そのバイアスの例が、代表性バイアス(典型例を基準とし

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