武術と型の学校 古伝体術 中野由哲
古伝体術心水会を主宰している中野由哲です。趣味で初めた武術を探求すること約30年。いつのまにか技術や方法論を語り、指導することが出来るようになりました。今までに本2冊、DVD2本をBABジャパン様より出版させていただいております。現在は武術の本質に基づく技術をお伝えしています。
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剣の握りから得られる剣術と柔術との関連とは
剣の握りに限らず握るという行為において、通常は小指を締めるなどといった意識で行うことが常識となっていると思います。 柔道や相撲などでは小指を締めないことにはどうにも力が入りません。ですが「抜き」の術技においては力を入れることが目的ではなく「抜く」ことを目的としております。 それを達成するために「人差し指と親指でつまむ」というような感覚で剣と接する(握るという感覚ではないのでこのような表現とします)と剣との衝突がなくなり、結果として相手との衝突もなくなるという結果が得られます。 このことが剣術と柔術(体術)をつなぐヒントになるのではないかと思っております。