子どものセルフコントロールスキルとは?
子どもが成長する過程で身に着けるスキルのうち、セルフコントロール(自制心)という概念が近年注目されています。
簡単にセルフコントロールとはどんなものかというと、
自分の考え、行動、感情を管理し、物事を成し遂げられるようにするための一連のスキルです。
このスキルは「実行機能」の一部とも言えます。
具体的には、セルフコントロールは以下のような特徴があります。
時間をかけて発達する複雑なスキルである
じっとしている、列に並ぶ、順番を守るなど、私たちは簡単そうに見えることからセルフコントロールを働かせています。
しかし、セルフコントロールは複雑なスキルであり、時間をかけて発達していきます。幼児期頃から養われ、20代まで発達していくスキルと言われています。
セルフコントロールには、行動、衝動、感情のコントロールが含まれます
行動コントロール:不適切な行動をしないようにする
衝動コントロール:何かをしたり言ったりする前に立ち止まって考える「心のブレーキ」をかける
感情コントロール:動揺したり予期せぬことが起きても前に進むことができる
セルフコントロールができることは、人生のあらゆる場面において重要です。
特に、人付き合い(社会性)で重要となると考えられています。
具体的には、自分の言動、そして他者の言動に対する反応をコントロールできることで、社会に溶け込み、友人を作ることができると考えられています。
KNOTでは、お子さまに合わせて専門家による多角的なアプローチを提供しています。お子さまに関する困りごとを丁寧に評価することで、スキルの獲得や強化によって、認知的な弱みの影響を最小限に抑えられるような介入方法を選ぶことを目指しています。
残念ながら、詳細な評価を行っている機関はまだまだ少なく、そのような支援につながれる機会を得られないことも多い現状があります。
もし、お子さまのセルフコントロールについて気がかりがあれば、適切な評価と支援がある場所を探してみてください。大きく困る前に手を打つことが肝心です。
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